若林晃弘を見たくてDAZN。
さっき何気なく見てたら西川遥輝の打席入場曲がLil Wayneの"Uproar"でした。
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なんか、この曲人気らしいね。この曲でダンスする動画をSNSに上げるのが流行ったらしい。
信じられんな。
僕はこの曲大嫌いなのよ。あまりにクリエイティビティがなくてね。
この歌は元ネタがあって、G. Depの"Special Delivery"という曲のトラックをサンプリングしてます。
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元ネタがめっちゃ強烈でね、これを超えるのは難しいに決まってるんだから、こんなトラック提供するなよと思うし、こんなトラック採用するなよと思う。
アホですわ。
いろいろと無理があるのよ。Swizz BeatzごときがEZ Elpee＆Puff Daddyに勝てるわけがない。Weezyもね全盛期ならいざ知らず、斜陽の彼がGFKとかKeith Murrayと張り合えるわけない。
僕も含め、昔ながらのヒップホップヘッズにとってはSpecial Delivery Remixはもう大好きすぎる伝説のクラブバンガーですから。リミックスは2002年リリースだったと思いますが、多分いまだに愛聴されてるはずよ。十数年もの時が流れてますが、未だ褪せぬ魂がある。ずっとずっと聴いていける。
今回こうしてUproarの人気を知って、僕はびっくりした。
最近の人たちは元ネタすら掘ろうとしないのかっていう事実に、驚きと寂しさ。
まぁUproarを好きになるのはギリギリ構わない。そりゃ強烈なビートですよ。EZ Elpeeの作ったトラックは狂気と熱気を孕んでいる。初めて聴いたら病み付きになるよ。
でもさ、そこから元ネタまで遡って行くのが本当のヒップホップじゃないか。積み重ねの文化。温故知新。偉大な先人がいて、そこから学び、己の芸に昇華するのがヒップホップでしょう。
元ネタ、絶対聴いてないんでしょうね。だってSpecial Delivery Remix聴いたら絶対絶対にこっちの方がいいってなるはずやもん。
西川遥輝も打席入場曲をSpecial Delivery Remixにするだろうし、若者たちもSpecial Delivery Remixでダンスする動画を上げるはず。
今の若い人たちは、そういう音楽の聴き方をしないんだろうか。
こうやって昔の音楽に手を出して行くことで、さらにたくさんの音楽に触れることが出来て、さらに好きな曲が増えるチャンスを得られるというのに。
勿体無い。ヒップホップというか、アメリカンミュージックはこういう裾野の広げ方ができるのが面白味でもあるんですけどね、まぁ若い子たちはそんなこと知らんし、考えもせんのだろう。
まぁめっちゃ好意的に解釈して、Special Deliveryのオリジナルの方を聴いた可能性っていうのはあるよな。
んー、まぁ確かにG. Depオンリーバージョンはいささか地味だったかも知れん。それでもLil Wayneの上滑りのヴァースよりも絶対にタイトだと思うんだけどね。
...っていうか普通知ってるだろSpecial Delivery Remixぐらい。知らんのかい。こんな有名な曲、ヒップホップの教科書に絶対載ってるっつーねん。
っていうかPuff Daddyの関わった曲とか全部知っとけよ。マストとか言う次元ですらないわ、こんなの。酸素を吸うレベルでPuff関連曲ぐらい理解しているべき。
2Pacが編み出して、Notorious B.I.G.とPuff Daddyがモデルケースを提示し、Jay-Zが一大ビジネスとして完成させたのが現代ヒップホップなんだよ。
書けば書くほど辛くなる。
無知は恥とまでは言いません。無知は罪とも言うつもりもない。
ただただ、無知はアカンわ。ほんと。
元ネタが強くても、本人が強ければモノにできる場合もある。
僕がパッと思いついたのはコレです。
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Keyshiaは素晴らしいシンガーだ。主役としての華がある。素晴らしい。
Lutherか... 早すぎた。早すぎるよ幾ら何でも。Rest in peace.
