奥川くん、その夢を神宮で叶えないか?

松井秀喜は本当に偉大な男だ。僕はこの文章を読んで、泣いたよ。


同校OBで巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(45)がコメントを寄せた。全文は以下の通り。

 結果は残念でしたね。見ていましたよ。決勝戦だけではなくて、インターネットで全試合見てました。でも、仕方がないです。勝者と敗者が必ず出てしまうのが野球です。履正社とお互いに精いっぱい戦って、負けたわけですから。決勝戦も非常にいい試合でした。7回の同点劇の攻撃なんか、素晴らしかった。チームとしては、奥川君を中心とした、まとまったチームに見えました。守備も良かったし、打線は苦しんでいましたが、智弁和歌山戦以降、爆発しましたね。今までの星稜だったら、智弁和歌山に負けて終わり。甲子園での死闘は必ず敗者になった。あの試合に勝てたことは、今までの星稜の歴史を変えてくれたと思います。令和元年、101回目の甲子園で、何か新しい歴史が始まる感じがしました。

 林監督については、選抜大会以降、彼も大変だったと思う。(謹慎の)2カ月間、野球を離れて、彼も自問自答し、新たな出発をしてここまで来られたことは、素晴らしいですし大きな財産になったと思います。でも、ここで優勝できないのが星稜。母校のそういうところも大好きです。何か新たな宿題が残った感じですね。また、新たなチャレンジをして全国制覇を狙ってもらいたいですね。ただ目標は全国制覇かもしれませんが、星稜高校野球部のモットーは、あくまでも、野球を通しての人間形成です。それが校訓である「社会に役立つ人間の育成」につながっていくと考えています。

 後輩たちのプレーにたくさん感動させてもらいました。林監督はじめ選手の皆さん本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
by 星稜OB・松井秀喜氏「ここで優勝できないのが星稜。そういうところも大好き」 準Vのナインに労い(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース