チーム紹介 -パリーグ-

埼玉西武ライオンズ
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積年の課題である先発投手陣には往年のエース西口文也が緊急参戦。知名度はあるのにブレイクまでには至っていない若手スターター陣を支えてくれることを期待。
MLB移籍で秋山翔吾を失った野手陣には、なんと辻発彦監督が現役復帰。鉄壁の守備で内野を強固にするだけでなく、リードオフマンとして打線を引っ張るところも期待。またこれにより前年にFAで抜けた浅村栄斗の穴をほぼ完璧に埋めた外崎修汰が外野に再コンバート。成熟度を増していた源田壮亮との仲良し二遊間コンビは解消となったが、まぁチーム力は上がってるはず。
注目は7・8番を打つ助っ人コンビで、特にここ数年控えに甘んじていたエルネスト・メヒアが復活を果たすようなことがあれば、今年もライオンズがぶっちぎる可能性も十分あるだろう。
あと画像内にはいませんが、14年ぶりに古巣復帰となった松坂大輔カットボールを軸にしたスタイルで結果を残した中日時代の投球が再現できれば、まだまだ存在感を出せるはず。今年のキャンプでは同僚のニールからスプリットチェンジという変化球を伝授してもらっていた。これはボストン・レッドソックス時代の同僚である岡島秀樹の勝負球でもあるが、さらっと変化球を増やせるあたりはまだまだその黄金の野球センスは錆びていないと思っていい。残り短くなったキャリア最終盤を美しく飾ることはできるだろうか要注目。




福岡ソフトバンクホークス
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充実の投手陣には工藤公康監督と名コーチ倉野信次が加入。そこまで補強の必要性はなかったかもしれないが、せっかくなので参戦ということで。
打線は何と言ってもウラディミール・バレンティン。新しい環境、新しいモチベーションでハッスルプレイが見られそうだが、怪我だけは要注意。逆に言えば怪我さえなければかなりのスタッツを期待できる。集中した時のココの凄さは2017WBCで強烈に体感したからね。
あと注目は椎野新投手。私の応援してます長谷川玲奈さんと同郷の新潟県胎内市出身の足長豪腕リリーフ。




東北楽天ゴールデンイーグルス
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なんと伝説のエース田中将大の電撃復帰。駒の揃うローテの中で特大の柱として大車輪の活躍が期待される。プレイオフのような短期決戦を制するための絶対的切り札として、非常に大きな存在になるだろう。
名実兼ね備えた興味深い先発のラインナップの中で注目はやはり松井裕樹か。先発再転向もOP戦ではイマイチ結果出ず。他にも先発候補はいるのでリリーフに戻ってもチームとしては問題ないんだろうが、本人のキャリア的には先発戻った方が寿命伸びそうだし、どうなるか。
打者の方の注目はベンチだけど黒川史陽。3年夏の甲子園はノーインパクトで終わったが、先日のOP戦で高い順応性を証明。実戦向きの選手なので早めに使えそう。ただファーストネームがクソやな。




千葉ロッテマリーンズ
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オフの補強が目立ったロッテは興味深い人材が並んでいる。
やはり注目は佐々木朗希。可能性で言えば日本プロ野球史上最高の投手になれる存在。誰もが夢を抱く無限の才能。怪我なく過ごしてほしいところ。
そして投手陣ではもう一人、種市篤暉。寺島藤平高橋今井世代と呼ばれていたのも今は昔。すっかり山本由伸世代ですけど、そこに続く存在。千賀滉大2世として三振を量産できる本格派。もっと有名になってほしい選手。
野手の方ではなんと井口資仁監督が復帰。監督兼4番とか凄まじい。中村奨吾がその煽りでショートコンバート。アジャ井上晴哉も5番ならもっと打ちそう。ただショートにはいろいろ人材もいて、監督をDHに回すのもありかもしれん。
あとは燻っている競合ドラ1たち。平沢大河、佐々木千隼、安田尚憲、藤原恭大。ここら辺のブレイクはあるのだろうか。




北海道日本ハムファイターズ
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なんとあの大谷翔平ダルビッシュ有の2大スターが電撃復帰。近年やや地味になっていたファイターズを熱く盛り上げてくれるはず。
あと無理矢理に清宮幸太郎を使うために近藤健介をサードへ強引に起用。清宮はまだ3年目だが今シーズンはひとまず怪我なく規定打席到達ぐらいから目標にやってほしい。




オリックスバファローズ
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6人のプロスペクトを抱える先発ローテは元々完璧に近い。山岡泰輔と山本由伸のコンビは、かつての投手王国時代の西武の西口&松坂コンビに匹敵するポテンシャルを秘めている。年上で実績のある山岡がエースとしてチームを引っ張り、若く才能溢れる山本由伸が山岡を成績で抜けるよう頑張ると。この二人以外にも実に魅力的な若手スターターを揃え、自信さえ付けば12球団最強の先発陣を形成することになるだろう。2003年の福岡ダイエーホークスのピッチングスタッフ (斉藤和巳和田毅杉内俊哉新垣渚寺原隼人星野順治)なみの未来を予感させている。
そこを支えるブルペン陣にはメジャーから平野佳寿が復帰、さらには頑張ろう神戸時代のリリーフエース平井正史も現役復帰。元々ブランドン・ディクソンを中心としたブルペンスタッフもわりと充実していたわけで、これで盤石だったピッチングスタッフは究極に完成と言っていいだろう。
このチームの問題は何と言っても打線の迫力不足にあったわけだが、ここにレジェンドが、あのレジェンドが帰還。イチローがだいたい20年ぶりに復帰を果たしチームの大きな柱となり、現役復帰の西なんとか監督と強烈な1・2番コンビを形成。バリバリなメジャーリーガーのアダム・ジョーンズ、キャリアの経緯的にラルフ・ブライアントを思い出させる大砲スティーブン・モヤ、現役最後のPL戦士として実戦力の高さを証明した巧打者の中川圭太と並ぶ打線はだいぶ改善されたはず。吉田正尚&ステフン・ロメロしか頼れなかったここ数年を思えばだいぶマシになっているだろう。
キャッチャーは頓宮裕真。最初からキャッチャーやらせとけばよかったのにって思いますが、まぁここから頑張ろう。ポテンシャル的には15本塁打ぐらいは狙えるはずで、このポジションでアドバンテージが取れると全然違ってくる。
そしてショートは思いっきり私の趣味で宜保翔を抜擢。正直言うとちょっと前まで全く知らなかったんだが、OP戦で見て完全に一目惚れ。しなやかでバネのあるダイナミックなプレーは絶品。軽快で俊敏な守備はエンターテインメントとして優れているし、バッティングはまだまだ荒削りではあるもののOP戦では結果を残した。コンタクト力も内に秘めたパワーもまだまだ伸びていくはず。Wikipediaを見ると高校時代は147キロ出す二刀流だったらしい。あと小学校時代にはヒップホップダンスを嗜んでいたらしく、やはりダンス最強説。太田椋や西浦颯大と共に将来を大いに期待できる強烈なプロスペクト。期待大。
近年のオリックスのショートといえば安達了一で、僕自身あのソリッドで滑らかな守備に魅了され続けてきた人間の一人なんですが、迷いに迷って最後は若手厨としての決断に至りました。もったいねぇー。勿体無いけど、しゃーない。
っていうかドラ1太田、ドラ2頓宮、ドラ5宜保、ドラ7中川って上手く行けば凄まじい大成功野手ドラフトになりそう。





以上です。明日はセリーグ編をやって、それが終わり次第ペナントを始めていきますので。