自分、涙いいっすか

ヤクルトの山田哲人内野手(28)が4日、今季主将を務めた青木宣親外野手(38)から来季の新主将に任命された。山田が“立候補”する形での就任劇。チームの顔として、大役を受け継いだ。
 今季FA市場の目玉の一人だったが、山田は早い段階で生涯スワローズを背負うことを決意。チームの顔として、来季には大きな肩書が増えることとなった。
 このいきさつについて、山田と一緒に登場した高津監督が「哲人が残留するにあたって、最初は冗談かと思ったんですが、『監督、キャプテンやりたいです』と言われました。それを今のキャプテンの青木に相談したところ、『すごくいいじゃないですか』と。『これからのヤクルトのことを考えたらそれがいいと思います』といい返事をいただいた」と経緯を説明した。
 青木からキャプテンのボードを手渡され、笑顔を見せた山田。「青木さんの背中を見て、自分も青木さんのように引っ張っていかないといけないと思ったので」と理由を明かし、「監督にお願いして、青木さんにお願いして、キャプテンを務めることになりました。みんなを引っ張っていきいたい」と決意表明した。
 後輩に託すことになった青木は「自発的にキャプテンをやりたいって言ってくれてうれしかった」とし、献身的なサポートを誓った。また高津監督に「終身名誉キャプテン」の称号を与えられ、報道陣の笑いも誘った。
 最下位からの巻き返しにはチーム一丸となることが必要不可欠。そのリーダーを、ミスタースワローズを引き継ぐ男が担っていく。
by ヤクルト 山田哲人が来季新主将に「青木さんの背中を見て応えられるように」/野球/デイリースポーツ online

山田哲人選手
「正直自分の中では、環境を大きく変えたい、セ・リーグではなく、パ・リーグに挑戦したいという気持ちもあった。いろいろ考えたが、球団の誠意、愛をすごく感じた。監督、コーチ、選手、そしてファンの方々にも残って欲しい、来年以降も同じユニホームを着て戦いたいという言葉をたくさんいただいた。勘違いかもしれないが、自分は愛されていると感じた。自分の居場所はこのチームだと感じて、残留を決意した。(7年契約について)すごいなと思った。上半身のコンディション不良で登録抹消があった。迷惑をかけた一年にも関わらず、評価してもらえて、感謝している。来年からキャプテンということで、自分のこと以外、チームの成績だったり、視野を広くして野球をしないといけない。そこを一番に頑張りたい」
by 契約更改について | 東京ヤクルトスワローズ

www.instagram.com