責任を負ってこそフォワードよ。ここから

アントラーズ残念だったね。
今シーズンはポジショナルプレーを体得することを目標にスタートしたはずも結果が出ず、旧来のストーミングスタイルに戻してからは成績も上向きになったんだけど。
やっぱり引かれた相手を崩すための手段がアドリブ個人技オンリーだと、再現性がなくてね。
今日の試合はまさにその典型。なんとか誤魔化し誤魔化しやってきたオフェンスが、最後にボロが出てしまった。
鹿島伝統の組織力というか、ハードワークは取り戻せた気がする。シーズン序盤はそれすら失ってたから、そこは良かった。
しかしいくら監督も変わってメンバーも様変わりしたからといって、さぁフィロソフィも変えますってそんな一朝一夕に成し遂げられるものじゃない。
理想はポジショナルプレーとストーミングの両立。どっちも状況に応じて繰り出せるのがヨーロッパスタンダード。
まぁいきなりは無理だけど、来年はもうちょっと準備もできるだろうし、とりあえずは3:7ぐらいの割合でよろしく。
来年頑張ろう。無冠は許されないからな。



最近はドラクエ11Sっていうゲームをやってます。3年前に発売されたオリジナルのパワーアップバージョン。
知識があるっていうのはすごく大きくて、あんなに苦戦した表ラスボスなんかも軽くひねったりできるから、人間の成長ってすごい。
throughthewire.hatenablog.com
上の記事が死闘の記録。なぜあんなに苦労したんだろう...


あんまりネタバレを書くわけにもいかんので、ざっくり書くと。
表のラスボスと、裏のラスボスがいるんだよね。表の物語が終わると、裏の物語が始まる感じで。
ドラクエ11のシナリオは途中まですごい良かった。表が終わるところまでは完璧に近い。
王道ゆえのベタっぷりに物足りなさを覚える可能性はあるけど。
例えばドラクエ7の苦味はなかった。例えばドラクエ5の大河スケールもなかった。
でもドラクエ8の世界旅行であったり、ドラクエ3の勇者観であったり、ドラクエ4の仲間の絆であったり。
ドラクエ10の愛の深さであったり。ドラクエ9の優しさと温もりであったり。
まさに集大成的な名作。


まぁでも裏は完全に蛇足。なかなか擁護できません。


11Sも楽しんでます。
終始余裕溢れる冒険で、ボイス付きになったので以前よりもさらにシナリオを堪能してますけど。
表ラスボスがね、いきなり言うんですよ。
「愛、希望、夢が云々。」
あ?自由はどうした。どうせだったら自由も入れろや。


パクリっていうか、引用だよね。ヒップホップ的な。
哲学者の名言が後世に残っているように、名曲のインパクトあるフレーズは未来へと繋いでいったっていいじゃない。
百人一首的な感覚で、名曲の名フレーズはほっといても残っていくんだろうけどね。


「愛、希望、夢…くだらぬ幻想にしがみつき、しぶとくももがき続ける人間どもめ!」
こんな台詞。
普通この3つの単語が並んだら、普通に自然に自由も入れるでしょ。おかしいよ。神経疑うわ。
それかあれか。オメェもめるるか。めるる系大魔王か。めるる系シナリオライターか。


ミスチルを知らない若者もいれば、JRも知らない若者もいる。
多様性を否定してはいけない時代らしい。国民総松陰寺太勇時代に入った。
っていうか生見愛瑠は18歳だからしゃーないけど、柏木由紀は29歳だからね。アラサーやぞ。ババアやんけ。やっぱありえんわ。


無知は恥。間違い無い。
しかし育ってきた環境が違うなら、そういうこともあろう。
大事なのは己の無知を自覚した後に、反省して学ぶかどうかなんだ。
無知が一番の罪では無い。一番の罪は、無知を恥と思わないその未熟な精神性。
一生学ぶしかないよ。新しいことを学び続けるしかない。


子供たちが手本にしたくなるような大人になろう。
やっぱり博識で語れる大人ってかっこいいじゃない。
みんなあんだけアメトーーク!が好きなのって、大人が深い知識を軽妙な語り口で披露してくれるからでしょ。
たくさん学んで、たくさん蓄えよう。
まずは浅く広く。そしていつかは深く。深く深く。