へい

それは8回裏に突如やってきた。
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遊撃手・内山壮真。その選択肢はまだ残っていたのか。
プロに入ってから1秒たりとも守ったことのないショートストップのポジションへ。
やたら抜かれる壮真くん。一挙手一投足が注目されてしまいがちなのは、まぁ宿命ってヤツよ。
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イニング途中で田口麗斗が登板、マウントに上がりがてら壮真に声かけてリラックスさせるシーン。ホント大好きマリモ。
長岡と喋りながら守備位置に着く後ろ姿も尊い...
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ショートゴロキタァーーー!!!
現場に居合わせた面々全員に緊張が走る中、特段変わりなく涼しげに捌いてみせる壮真。いとも簡単にさらっと、流れるようなステップワーク、小さいモーションからの鋭く強い送球。
あまりにも完璧で実況も思わず笑っちゃうぐらい。
レベチ。
ありがたい。ありがたすぎる。サンキュー星稜高校。フォーエバ星稜高校
ただのショートゴロをやたらリプレイしてくれて草。サンキューフジ2。
ショートの基本が出来ていると褒めまくってくれてる解説は懐かしの鬼崎裕司埼玉西武OBでもあり、東京ヤクルトOBでもある。声が若々しいね。今日が初めてらしいけど、感じ良く喋れてたと思う。
2009年のクライマックスシリーズ進出に大きく貢献してくれたのは忘れない。それなのにトレードで放出、移籍後も渋い活躍を続けてて、僕はもう怒りでブチギレてましたよ当時。ふざけんなよと。しかも代わりに来てくれたヤツが全然活躍しなくてね、いやトレード発表された時からそいつは落ち目だったから。目先の有名投手に目が眩んだアホトレードと憤慨した。
でもホントわからんよね。最後までわからん。
小野寺力さん、ごめんなさい。一生お世話になります。
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爽やかに微笑みを湛えてベンチに帰っていく壮真のイケメンっぷり。イケメンすぎるでしょ。かっこよすぎ。
奥川ヤスもそうだけど、口元が綺麗なんよね。ニッコリ笑った笑顔が綺麗だから、すごく素敵。
マリモの優しさにまた泣ける。
チームスタッフやチームメイトも冷やかしつつ、その大器っぷり、その末恐ろしさに畏敬の念すら抱いてる感あり。いいシーンでした。
ただのショートゴロに「いいもの見せてもらいました」とか言っちゃう実況もナイス。
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最後の内野のフォーメーション好き。
キャッチャー古賀 (23歳)、ファースト村上 (22歳)、セカンド長岡 (20歳)、サード奥村 (26歳)、ショート内山 (19歳)。夢がある。ロマンがある。
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最後の最後に日本文理高校からプロ入り4年目の鈴木裕太が1軍初登板。緊張したと思うけど抑えて自信ついたんじゃないか。良かったよ。




どうして僕たちは、自分たちで限界を決めちゃうんだろう。チャレンジすることもなく、ずいぶん手前に限界点を設定しちゃってさ。
こと野球に関しては、果敢に挑戦することなく不可能ですとか無理ですとか言っちゃう。
僕は大いに反省した。偉そうに講釈垂れてるけど、結局オレも頭が固いんだなと。
いいじゃないか二刀流。キャッチャーとショートの二刀流。
先に言っとくと元々僕は内山壮真キャッチャー派です。素質的に球界ナンバーワンのキャッチャーになれると確信してる。
でもそこだけに留まる必要はないじゃないか。
溢れるセンス、天井知らずの可能性、無限大のポテンシャル。
自ら選択肢を狭める必要はないわけよ。自ら未来を細くする必要はない。
やりゃいいんだよ。両方やればいい。
親子試合でガンガン行こう。中村悠平が帰ってきたら、週に1回は一軍でスタメンキャッチャー。週に1回は二軍でスタメンショート。それ以外は二軍でキャッチャーとDHで半々ぐらい。
全部やろう。掴める幸せは全て掴む。それぐらい貪欲でいい。
幸せになれ。幸せになろう。