擦減前行pt.3

ラストシングルとかいう『Cheering You!!!』が発売されましたので、ぜひ買ってください。
一応聴いたので、なんか書く。
まず表題曲は、まぁショボいよね。別にこういうのがあってもいいんだけどさ、9年にもわたる輝かしいディスコグラフィに並ぶというのはどうなのかなと。前作ユキウサギのときも感じた格のなさに、微妙な気持ちになる。
カップリングは今回も3曲あります。
Over Drive。いやぁ、なんというか、久しぶりにカップリング曲らしいカップリング曲を聴いたなぁという印象、これはディスってます。世間一般のカップリング曲っていうと、やっぱり垢抜けなくてどこか間抜けな感じがあるよね。それです。今までカップリングは一切手を抜いてこなかったアイドリング!!!だというのに、しかもせっかくのとんるり曲だというのに、何コレ。ショボいにも程がある。Stay With Meがあって、4Uがあって、ドーナツもあって、HoRoRiがあって、まぁDear Friendはいまいちだったけどわからなくもない、そんな中でこの糞曲。イントロは面白そうなんだよ。始まって、ロックっぽいのはなんかなぁと萎えるんですが、ちょっと不穏なメロディも忍び込ませられていて期待はできそうなんだけど、いざ歌い始めるとめっちゃ単調。さしたる盛り上がりも無く、騒いでるようで実際は何も実の無い淡々とした時間が過ぎて行く。典型的な数合わせ曲と言えるでしょう。ひどい。
特急ガール。誰もが唖然とした電車ネタ。急すぎるし、脈絡なさすぎでしょ。音楽的にはLimp Bizkit的な感じとでも言えばいいのか、ミクスチャーな展開がひどく時代遅れな気がして、寒気がする。こりゃ90年代後半ぐらいの音楽やんけ。別に温故知新はかまへんけど、その中にもどこかエッジの利いたアップデートをちりばめるのがアーバン業界の手法でしょ。いくらなんでもコイツは芸が無さ過ぎる。Bメロは藍ちゃんラップが1年ぶりぐらいに登場。実際のところ下手ではないが、まず根本にリリックとトラックがショボすぎるので、何も言えない。こんなのはラップではない。ただのメロディレスな喋りでしかない。やっぱりね、ちゃんと理解してない人に作らせるからこういう出来になる。アイドリングNEOのSomeday, Somewhereと同レベル。あのね、アイドルにラップさせようと考えてる人は、まず1回、Forever Rememberと太陽のサマサマデイズを聴いてから曲作りをするようにお願いします。特にForever Rememberは無理なく全リスナーに聴かせられる手法。DAのhirokiさんのおかげ、あと作曲Cell no.9さんと作詞shinoさんのおかげ。昔のアイドリング!!!の曲はどこに出しても恥ずかしくないクオリティだったのに、神原になってからはホントろくでもない。
最後にもう1曲、いきまっしょ ワッショイ!!!。なんちゅうタイトル… あんまり期待できない感じで。いざ始まると、いきなりのモロEDM。なんかDavid GuettaとかPitbullみたいなそんな感じのイントロにブッ飛ばされる。アイドリング!!!的にはあんまり手を出していない領域で、とりあえずちょびっとコラボしたBig In Japanっていう曲があってMartin SolveigっていうフランスのDJの曲っていう、これぐらいかな。あんまりやってこなかったジャンルで、どうなるのかわくわくするんですが。しばらくするとめっちゃトーンダウン。タイトル通りのワビサビ漂わせるお祭りのノリ。急に地に足がついて、今まで何だったのか。意外とメロディは悪くなくて、Bメロの切ない感じはアンダー組の真骨頂というところ。各メンバーが細かくソロを繋いで行くんですけど、各々のボーカルが本当に魅力たっぷりで、そりゃもちろんわざわざCD買って聴いてる側はその人の顔や性格とかを知っているわけなんですが、もし例えあんまり知らない人が聴いたとしても何となく歌い手の雰囲気が理解できちゃうんじゃないかっていうくらい、みんなの歌声に人徳というかヒトトナリが滲み出ていて、すごくいい気分になる。ホントみんないい子なんだよな。まぁ、さとれなの性格は糞ですけど。
という感じ。こんなんじゃ売れませんわ。間違いなくワーストですね。はい。



最後にノンアルビールについても。
AsahiのSTYLE BALANCEを飲みましたよ。
機能性表示食品で、食事の脂肪の吸収を抑える、食事の糖分の吸収を抑える、とかいうハイパー至れり尽くせり。
味としてはまぁやや苦というところで、そんなに違和感はないが、旨味も感じない。雰囲気は悪くないが、もうちょいだな。
はい。



TIF楽しみですね。