夢で連日の石田佳蓮登場に沸く自分

Dr. Dreのラストアルバムらしい『Compton: A Soundtrack by Dr. Dre』。
アルバムに取り掛かり始めたのが2001年で、うだうだやりながらDetoxっていう名前が出てきたのが2004年ぐらいかな、そこからのらりくらり続けて、まぁ出んやろっていうところから、いやひょっとするとっていうのも考えつつ。
あれがね、ヘッドホンとかあったし。忙しい。
2015年。Detoxなんていうものは無しになり、あらためてまっさらにゼロからスタートで始めて新しく作り始めて、出来た。
さすがにレベルが高い。制作期間としてはそんなに長くないんだろうけど、隅々まで目の行き届いたプロダクション。音の鳴りとか響きとか美しいし、重い。
唐突なKushとかI Need A Doctorとかが出てきたのが2010年で、かっこいいけど今聴くと大雑把というか、あんまりこだわりを感じさせない内容。Dreとかただラップしただけじゃないか、どっちもプロダクションはノータッチぐらいの勢いで。DJ KhalilとAlex da Kidに丸投げして。
本腰を入れてじっくりと仕立てた16曲。すげーよな。やっぱり西の王様である。
ただ、5点満点でいうところの4.5点。
あのね、なんかDreのラップがしょぼいのよ。今回はそこに印象がない。
いつだってDreはリリックを書いておりません。だいたいは共演者の誰かにゴーストライティングをしてもらう。
Dreのラップはかっこいいし好きなんだけど、それはその書いてくれた人のおかげであり、だいたいは書いてくれた人のフローに似る感じになって、それがかっこよくなるっていう。ちょっと説明が下手でアレですが。
Let Me RideとかStill D.R.E.とかBad Intentionsとか最高じゃんね。RBX、Jay-Z、Knoc-turn'al。
別に最近ラップしてないから下手になったとかいうわけでもないと思う。2013年の"The Recipe"と"Compton"はどっちも良かったじゃん。どっちもKendrickが直々に考えてくれたリリックだと思う。
って考えると今回のアルバムのラップのしょぼさっていうのは、ゴーストライターのせいではないか。ゴーストライトがしょぼいから、ラップがしょぼく聴こえる。
そこがね、残念だよね。そこだけが残念。



全然関係ないけど、ふるちゃんラジオよかったよ。このまま謙虚にひたむきに頑張ってね。いい感じだ。ずっといい感じ。