Big Rich Town

人生とは旅である。よく聞くフレーズですよね。
新幹線に乗るだけでわくわくします。ひとりで特別なテンションを出しながら、こういう気持ちを定期的に味わうべきだよなぁと思うんですが。
まぁ、今回は旅ではなくて出張。学会に出席するだけの簡単なお仕事です。
新入社員になりたての頃にいきなり行かされて以来だから、2年ぶり。
あの頃の、不安しかなかった日々を思うと、まぁ随分と遠くまで来たんだなぁって、ぼんやりと思います。何もかもが初めてで、何もかもが上手くいかず、とにかく良くなることを日々強く願いながら、なんとかここまでやってこれました。
順調なのかと聞かれてもようわからんし、あの頃と比べて楽になったのかもよくわからないんだけど、まぁこうして曲がりなりにも生きているんだから、良かったんじゃないかな。
納得していないことがたくさんあるし、全然受け入れ切れてないんだけど、僕がずっと求めていた安定感をそれなりに得ることができたし、望んでいた形とはかけ離れている現状の中でもぼちぼちの幸せを感じることが出来てる気がするから、ホントよかった。

今、僕はホテルにいるんだけど、最寄り駅は日ノ出町
"ひので"って聞くと日出高校を思い出しますが、別モンなんだよね。
だから別にここらへんをぶらぶらしたところで、かえぴょんにばったり会えたりとかはない。学校から帰り道の楓さんに会えたりとかはない。
いや、何の用事かここらへんを訪れているかもしれんけど。
そしたらヤバイよね。おんなじタイミングというか、逆にむしろ神様のイタズラやないかって。
まぁ、会えたところで多分なんもできないんでしょうが。世間話もろくにできず、いやそりゃ無理でしょ何人かSPみたいな人が付いてたりするのか友達みたいな取り巻きが守ってるか知らんけど、もし頑張れても声を掛けれただけであとはもうね、うんまぁ、なんでしょうね、沈黙…?
花火が
…っていうのをやりたかっただけですね。途中から完全にそれ狙いで文章作ってて。
"苺牛乳"は名曲です。どうしてもPVの印象が強すぎて、大川藍さんのパンパンに膨れ上がった顔だったり、遠藤さんも菊地さんも思わず吹き出しちゃう河村うめこのマダム感だったりのせいでイマイチ曲に集中できないんですが、文学的にも素敵でドラマティックな詞世界がめっちゃ素晴らしい。アイドリングらしいアーバンな高校生ライフが鮮やかに描かれていて最高です。もちろんメロディもシンプルで可愛いし、みんなでちゃんと評価しましょう。

自分で言うのもなんですが、いや誰も見てないし周りに誰もいないので自分で積極的に言うんですが。
さっきの件って、わりとヒップホップ的なマナーなんだよなぁって思います。
単なるパクリなのかもしれんけど、本当の心はもうちょっと愛があって、リスペクトのこもったオマージュ、ヒップホップおなじみの遊び方だと思います。
オマージュってヒップホップなのかっていうと、うんそうだねって思わず言っちゃうかな。多分ヒップホップが一番オマージュの多い音楽だと思う。

アイドリングとヒップホップの関連性。
まぁ、"the theme of idoling"であったり、RIP SLYMEっぽい"Forever Remember"であったり、HALCALIっぽい"サラサラ☆キューティコー"あたりが思いつきますが。
でも、もっと日常的にね、ごくごく自然な形で発露されるものであるべきなんだと僕は思うんですよ。
もちろんレコーディングアーティストの重要性もわかってます。ライブが全てとは全く思ってないし、そういう発想こそファッケッって感じですが。
それでもヒップホップは、何かしらライブ感を蓄えているべきだと、思ってます。性質的にね。トップオブザヘッドをね。
別に韻を踏まなくたって、ラップ口調じゃなくたっていい。
遠藤さん卒業ライブでの升野さんのメッセージ。あれは番組7周年でのアレんこ企画での遠藤さんの発言を受けての言葉になってましたね。あれもヒップホップ。
あるいは先日あった遠藤さんのtwitterでの唐突な"かゆうま"ネタ。しかも大枠を活かしながら、きっちりと原文通りの「かゆい うま」フィニッシュ。もう、これはめちゃヒップホップですよ。

アイドリングに限らず、誰しもがヒップホップの一面を潜在的に持ち合わせていて、それを何の気なしに出しているわけです。
所詮お経でしょみたいに思われがちですが、もっともっと大きな文化としてヒップホップがあるのです。
ヒップホップとは日常であり、日常とは繰り返される日々であり、ヒトが繰り返していく中で得たものこそが温故知新。
つまり、ヒップホップとは温故知新。これが極意だよね。

何の話だよコレ。