懐古厨

今朝なんとなくMobb Deepの定番The Infamousを聴いて出勤したんですけど。
発売が1995年だから20年前のアルバムですよ。
思うのはやっぱりソウルフルなんだよね。36 Chambersもそうだけど、不穏な中に美しさがある。ベースが利きまくってて心地良い。
代表曲は当然Shook Ones Pt.2とSurvival Of The Fittestになるんだろうけど、むしろそいつらは異端な気がする。こざっぱりしてるし、爽やかなバトルラップ路線。のちのMurda Muzikに繋がって行きそうな2曲。
まぁMurda Muzikもけっこう立派なアルバムなんだけどね。メジャー感を上手く搭載してるんだけど、逆に代表曲はQuiet StormというThe Infamous路線。ここが面白いね。
The Infamous、Hell On Earth、Murda Muzik。キャリア序盤の代表作たちですけど、三者三様。ここらへんの引き出しの多さは特筆に値すると思いますよ。3つとも全然違う。


あと何となく思ったのは、ラップデュオだと1ヴァースをたっぷりとれるからいいねっていう。
ソロでラップする場合、やっぱりある程度間を持たせるために1番2番3番で16小節ずつになるのは致し方ないところ。あんまり長いと飽きられる。
デュオだと20とか24とか行ける。二人いる分変化がつくんで一人当たり長めでも問題ない。それに大体1番2番しかないから、逆に16小節だとすぐ終わっちゃうし。
せっかく話が盛り上がってるというのに、曲の構成のために16小節で区切って一旦フックを入れちゃうっていうのはね、なんか商業的すぎる。サビが終わって、またさっきの話をするのもアレだし、新しいトークテーマを提示するとか面倒だよね。1曲で3つも切り出し方が必要って大変じゃん。
24小節もあればまぁ言いたいことは全部載せれるんじゃないか。ひとつのことを深くしっかりと論じられる。語りたいことがあるのであれば、そっちの方が絶対いい。
まぁ、でも相方に気ぃつかいそうだし、やるならソロがいいけどね僕は。
まぁ、やらんけど。