いろーいろ

Detroit vs. Everybodyを今更ながら初めてまともに聴きましたが、やっぱりBig Sean最高やね。いいラッパーだ。


Reminiscin' all listening to 50 fifty times a day
Back when tenth grade was like 50 days away
Tryin' to get paid 50 ways a day
Used to put 50 on the layaway, now my closet 50 shades of grey


どうなんだろうね。
先にFifty Shades of Greyのことが頭にあってこれをラインに組み込もうと考えて、そこから逆算していく中で50 Centを絡めて行ったのか。
あるいはShady Recordsのコンピレーションアルバムということでテキトーに50でも褒めておくか的なノリで喋って行くうちに、ちょうどええやんけっていうところでFifty Shades of Greyまで繋げて行ったのか。
何となく前者なんじゃないかと思ってますが。
こういう軽さの中に巧さをさりげなく挿し込めるあたりがSeanの素敵なところで。
そりゃ超絶技巧とか立派だと思いますけど、それでも基本は喋り言葉の延長線がラップであって、おしゃべりというのは基本的にトップオブザヘッドだと思いますからね、ラップもなるべくはそうであってほしいと願うものです。
Big Seanは技術的にも優れたものを持っているんですけど、それでもそれを全面に押し出すわけでもなく、まずはラップの根源的な楽しさとか緩さを存分に残して味わいとしながら、そこにフレーバーとしていくつかのテクニックも披露して行くっていう。

現行シーンはKendrickとDrakeの2強が続いている感じですけど、個人的にはBig SeanとJ. Coleにもっと頑張ってほしいね。
Coleはホンマバカやで。ちゃんとしたオリジナルアルバムを出すまで何年かかってんだよ。無駄な時間を。


この曲自体は普通です。こういうマイクリレーものは得てしてこういう出来に収まりがち。特に地元レペゼンものは特にね。