レッツゴー師走

通勤にThe GameのThe Documentary (2005)を聴いてきまして。
やっぱり基本としてラップが上手いんだよな。滑舌がよくて心地良く流れて行く。大したコンテンツじゃなくてもリリカルに響くという。含蓄なしのNas
Just BlazeとかTimbalandとかクレジットには景気のいい名前がずらっと連なっていますが、いざ届けられたビートというのは正直凡庸だったと思います。テンション上がるとはいえ、いかにもテンプレ的な。まぁデビューアルバムだし、まだまだ未知の新人だし。そりゃいい曲など回ってくるわけがない。
でも嬉々として大物プロデューサーのテンプレビートに乗せて暴れるGameのたくましさ。ぶちかますし巧みに転がすし、とにかくラップが上手い。
クラシック。当時飽きるほど聴いてて、しばらく空いてそれで久しぶりにまた聴いて、より素晴らしさがわかる。彼の喋りが退屈させない。
今聴くと「Look out for Detox」とか笑えるし、「オレはコンプトンで2番目にドープなニガなんだよ。一番ヤバい人は7年おきにしかアルバム出さんからな。ハハッ」とか笑えない。ちょいちょいBanksがボトルを落としたとかYayoが云々とか名前を出してるのも笑えるし、一生懸命GGGGGGG-Unitとか言ってるのも健気で笑える。
そういや昔50がG-Unotの商標登録を押さえて、GameがG-Unot!!!と叫ぶ度に50に金が入るみたいな話を聞いた気がしますね。今となっては微笑ましい喧嘩でした。
あれからもう10年ですか。信じられんね。