でもCommonみたいに腕っぷしが強い可能性も

BJ The Chicago Kidというアーティストのメジャーデビューアルバム『In My Mind』を聴きました。
アーティスト名の由来はまぁ間違いなくChicago BullsのBJ Armstrongでしょう。
Michael Jordan時代のブルズのポイントガードというと、やっぱりJohn PaxsonとかSteve Kerr、あるいはRon Harperあたりが有名なんですけど、持ち合わせてる能力的にはBJが一番だったと言う人はたくさんいます。
あいつら一発スリーを決めただけで調子こいとるよな。まぁそれだけ歴史に残るプレーだったんだろうけど。
それはいいとして。
この『In My Mind』というアルバム。なんとモータウンからのリリースでして。
すごく頑張ってるんです。なんとかしてクリエイティブであろうと努力をしている、工夫を重ねているのが伝わってくる、そんな感じなんですが。
どうしても越えられない壁っていうのがありまして。
プロダクションいろいろ趣向を凝らしているんでしょうけど、もう決定的に。
まったくキャッチーじゃない。
全然メロディがない。なくはない?でも良くない。
心に響かない。あとで聴きたいとは思わない。特に惹かれない。
こういうこと言うとアレですが、凡人が一生懸命頑張ったところで無理はものは無理なんだよなぁ感がある。
モータウンとディールを結べた段階で凡人なわけないんですが。
まぁでもそのアーティスト界隈という範疇の中でっていう話ね。そん中では凡人なんじゃないの。
菊地亜美が死に物狂いで努力してなんとか中笑いを辛うじてゲットしても、すぐさま橋本楓森田涼花がいともたやすく大笑いをかっさらっていく、あの感じ。
センスがない人には最初から無理だったっていう、たったそれだけ。
頑張りがかえってせつない、そんなアルバムだった。
逆にこのせつなさ狙いだったら凄いけどね。んなわけあるか。


なんか、インディー時代はもっと良い曲あった気がしたんだよなぁ。
『Pineapple Now-Laters』とか別に中の上くらいはあったような気がするんだけど。
でもひとつも曲名が挙がってこない時点で大したことはないってことなんかな。
"Impossible"にしても最後にチョロっと歌うだけで、しかもあんまり利いてないし。

BJが参加してる動画がなかった。
というか動画全然なかった。良い曲なのに。