働きたくない

最近ちょっと奇妙なことがあった。導入でハードルをあげるっていう愚。
先月くらいから、ある特定のアプリだけ音声が出力されない。メーカーに問い合わせても何も解決せず、結局ガチのクリーンインストールをしてようやく解決されたという。
クリーンインストールってまぁぶっちゃけめんどくさいじゃないですか、それでうじうじ情けなく踏み切れずにいる中、ある日なんか体調が悪くなって来て、職場に馬鹿がたくさんいて風邪菌を常時蔓延させているからね、まぁ言うてわたくしも馬鹿なものですからそれを拾ったのでしょう。
世間では馬鹿は風邪引かないっていうけれど、実際は風邪ひくよね。風邪を引かないのは本物の馬鹿と本物の賢い人だけです。リアル賢い人とか風邪引かないよね、風邪引く暇がないというか。
そんでどうしようもないのでクリーンインストールして例のアプリケーションからも音が出るようになって解決してひと安心… と思いきや、今度は僕の喉が壊れちゃいまして、なんか声かすれて出なくなってしまいました。
パソコンから音声が出力できるようになったら、今度は喉から音声が出力できなくなるっていう。←奇妙ポイント
職業は接客みたいなものなので、大変困る。身体は元気だが、どうあがいても声が出ない。
のど飴ではどうにもならないので、トローチとか喉スプレーとかを購入し、改善を図る。
購入の翌日。朝起きて、早めに職場に行って、発声練習。誰もいない控え室でテキトーにカラオケ。なんとなくミスチルでも歌ってみて、前日よりはマシかなっていう手応えを得る。
でも実際はどうなんだ。カラオケというか歌う音程と、接客の音程と、フリートークの音程と、独り言の音程と、全部違うということは、喉の使い方も全部違うということ。Cross Roadはまぁまぁ声が出ても、患者を呼び入れる声はかすれるし、上司と喋る声も全く出ていない。辛くなってブツブツかます独り言はちゃんと音が出たりするのに。
スプレーのおかげかトローチのおかげか、特定の音程が出るっぽいので、そこを出すよう意識する。もちろん歌うわけにはいかないミュージカルじゃないんだから。独り言の音程がコンスタントに出せるように頑張る。声は張れないが、相手はそれなりに気を遣ってくれるので、注意深くなってコミュニケーションが成り立つ。
たくさん気を遣わせてしまって申し訳ない。でもホント、日本人に産まれて来て良かった。
そんなこんなで一定のところまで来たので、あと一日寝れば治るだろうとかいう暢気なことを考えて、また翌日。事態はむしろ悪化していた。
変な喉の使い方をしたせいか、逆に声が出ない。昨日安定して出せたトーンが、使えなくなっている。最後の命綱すら絶たれてしまった…
泣き言を喚いても仕方ない。僕はもう恥を忍んで引き続きカッスカスの声で頑張るだけでした。
今思い返しても大変だし苦しくて辛かったが、実際何とかなる。
ガッツさえあれば。
別にカッスだからガッツって言ったわけじゃないからね。
追い込まれたとき、真価が問われて、眠っていたガッツが目を覚ますっていう。
日本語にして、気合と勇気って感じか。
その日後半はなんとか喉が巻き返してくれて少し出るようになったが、このままじゃああまりにもキツい。精神的にキツいので、さらなる手を打つしかない。前日に注文していたアイツを待つ。
声が出ないときの対処法って序盤から検索していたし、その中で最初から気になってたプロポリススプレーってヤツ。最初に行ったドラッグストアになくて諦めていたんだけど、こうなったらソイツの力も借りたいし。Amazonプライム会員の意地。すぐ届いた。
僕が注文したヤツは薄いタイプらしい。にわかに不安になる。一番早く届くのを選択しただけなんだけど、こういうのって全部濃厚ちゃうんかい。濃ゆいヤツはやっぱり特産品だから時間かかるんか。
使ってみて、前評判よりも不味くは無い。もちろん旨くも無いが、味がどうこうとかいう精神状態ではなかった。必死。
明くる日。何のおかげかは不明だが、だいぶ改善して普通に声が出るようになった。少し鼻声だが、無声音しか発せなかったあの日を思えば、幸せ。
一方でずっと元気だった身体のほうがむしろ負担あったのか熱っぽく風邪っぽくなってしまった。まぁでも全然平気よ。これなら楽勝で仕事になる。


という壮絶な一週間でした。
で結局モラルオブザストーリーは何なんだってなりますけど。
防げないのであれば受け入れて、自分から大きくなれっていう感じかな。
↑なかなか良いこと書けたんちゃうか。