Clean out yo closet,Marco

まさかOne More 頭突きが、いっちゃん最後の最後に待ってたなんてね、まさかね...
聞くトコによると、赤いカードが出た瞬間、レイモン ドメニクは「ブラボー!」と叫んだらしい。その気持ち、分からなくもない。かつてウェイン ルーニーが黄色をもらった際に主審に拍手をお見舞いした時の心情と多分ダブる部分もあるだろう。多分、だけど。
別にフランス人じゃなくても、今日1日なんか抜け殻のよう。
真相は当事者しか知らないし、きっと明かされることはこの先、無い。きっとじゃなくて絶対に。でも僕は、マルコ マテラッツィを許すことはできない。1日も早く、彼にカルマが襲うことを願っている。
だってこれじゃあFIFAが4月に改正した法も、試合前に両チームのキャプテンが読み上げた誓いの言葉も、全てが意味を為さなくなるではないか。
結局、法が人々の意識を変えることはなかった。人々の意識の根底に根差した、人種差別の問題。劇的な変化までは望まなかったにしろ、なにかの足がかりになってくれれば..という淡い希望も木っ端微塵に砕かれたのである。
この先何も無ければ、今大会のMVPはジャンルイジ ブッフォンだろう。イタリア苦手のPKをあれだけキッカー達が堂々と蹴ることができたのも、ブッフォンの存在があったから、という言い方すらできるくらいその安心感は絶大であった。もちろん、何も無ければの話だが。
可能性は薄いが、もしマテラッツィの人種差別的侮辱が何かしらの形で立証されれば、このたび改正され厳しくなったFIFAの法によってイタリアのタイトル剥奪までいくはずだ。ただ繰り返しになるが、その可能性は低い。
あぁ..PK戦突入決定したとき、外すならトレゼゲかアレ、って思ったら案の定ダビドのヤロー外しやがった。そして、今大会デル ピエロの勝負弱さは顔を出さずに済んだね。
何はともあれ、マルチェロ リッピの勝ち運。これが全て。
異常なまでにハイテンションだったあのオープニングゲームで幕を開けた06ドイツ大会も終幕です。ちゃんちゃん!
ふぅー...なんか、疲れたね。