普通すら愛しいよ、今なら

たまにボーっとスカパー見るだけで終わる1日とかあります。あるよね。
1日中スペシャとかVMC見てりゃ、大体のメインストリームは掴めます(MTVのソフトコア路線は許せません)。
気になったのを少し。
Bank Band feat.salyuの"To U"。もともとサリュさんのうたを桜井さんが歌詞リメイクしてデュエットだとか(情報に確信なく申し訳ない)。
純粋にメロディーが良く、誠実さ、そして女性らしい思いやりを感じさせます(若干メロがMy Little Loverの"Now and Then"に似てる気もするが)。サリュさんの包容力ある大らかなヴォーカルが、優しく包み込んでくれる、そんなイメージ。
正直桜井さんにはこの楽曲、僕は合わない気がした。メロディーが女性の色を持ってる気がするからだ。でも話題性という要素なら、最適の人。小林武史さん的にも、トイズファクトリー的にも、いいマッチング。こういう素晴らしい楽曲が日の目を浴びることができて、よかったと思っている。やはり、いい音楽は聴かれるべき義務を持っているから。桜井さん、小林さん、サリュさんにでっかいありがとうを。
静かな曲だけど、ただ美しい。昔はこういう綺麗な曲がアベレージだったのに、最近どうも日本の音楽シーンはなぁ..
Justin Timberlakeの"Sexy Back"。ソロデビュー作『Justified』がとにかく驚異的に見事(Vocalも完璧なんですが、当時絶好調のthe NeptunesやTinbaland、あるいはまだ売れてない頃のUnderdogs、Scott Storch、さらにはBryan McKnightといった人たちの見せたプロダクションも鉄壁)だったんで今回も期待したいんですが、このシングルはビミョー。おそらくTimbaland製で、Nelly Furtado仕事の流れを汲んでるんでしょうが、グルーヴもメロもなんかなぁ。
Sleepy Brown feat.Big Boi&Pharrellの"Margarita"。爽やかで明るいなぁ。ディスコ調なトラック、ファレルはいいトラックを自分用にキープせず他のアーティストさんにあげるお人好しなのか?フックのみ登場ならファレルも文句言われず済むかな。で、主役のスリーピーブラウンいうと"Crumblin Erb"、"So Fresh,So Clean"、"Poppin Tags"、"the way you move"、"I can't wait"、"Blueberry Yum Yum"など(オレもあんま知らんな)たまらない曲が多いですが、今回も病みつきになりそう。利伸さんいわく「ふざけたマーヴィン ゲイ(まさに!)」なヴォーカルですが、ホント中毒性高いよね。また"the way you move"が聴きたくなってきちゃうし。
大ラスはOutkast御大 feat.Scar&Sleepy Brownの"Morris Brown"。Andre、ちゃんとラップしてくれるかなぁ..というファンの心配を尻目にAndreは登場せず!(一応この曲のプロデューサーではあるが)そんな残念ムードすらあっさり吹き飛ばす余裕の名曲っぷり。一筋縄では行かせない、ちびっとひねくれてるファンク、これホント独特。でも超好き。めっちゃ好き。だって、これよくない?オレめっちゃ好きなんだけど、こういうの。またヴォーカル(Scarでいいのかな?)がファンキーでセンスあるよなぁ。バツグンのセンス、そして超cool。アウトキャストは力まずに見事な音楽を届けてくれます。『Idlewild』、どんなアルバムになるのか、もはや誰も想像できん。だって、宇宙規模のミュージックですから。
PVを見ると、やっぱり誰よりも小さいBig Boi。めっちゃ好感持てるし。