I get you back for this

Fabolousの『Loso's Way』がようやく届きました。まあ相変わらず腹八分めな出来でしたが、巧いリリックがあったので紹介します。

まずは"The Fabolous Life"ですね。「She fuck with niggas like Fabolous/Cause to tell the truth, baby life's fabolous」はRick Ross"Here I Am"のライム(I rock with niggas like Fabolous/Cuz he tell the truth baby like Fabolous)をもじってます。「Got two different dames, it's a Fabolous thang/One white, one yellow, like Fabolous chain」というのはNelly"Grillz"でのAliのライン(I got fo different sets its a Fabolous thang/One white,one yellow, like Fabolous chain)をもじってます。人の曲中で自分の名前がネームドロップされているところを引用してるんですね。絶妙です。
"Stay"も見逃せません。「父親の責任」というのがこの曲のテーマだと思うんだけど、2番に注目。EmとHailey、The GameとHarlemといったラッパーとその子供の名前を挙げていく中で、Weezyの名前を出します。でもWeezyの娘の名前は出さず、Miss Carterと言っている。と、LosoはMiss CarterとはWeezyがデートしてる相手のことじゃなくて、彼の娘のことだよと述べます(Carterとdaughterで韻)。で、続けてstuntin' like your daddyというフレーズを出してくるんですね。言うまでもなく「父親がやってるみたいに、持ってるモノを見せびらかす」と言えばWeezyとBirdmanの擬似親子名曲の曲名(="Stuntin' Like My Daddy")です。スムースな連想で曲のテーマに沿った言葉たちを並べてて、巧いですよね。