いろいろあったけど、結果的に『Relapse』は良かったと思う。(5月20日の記事もどうぞ)
トレンドに逃げることなく、自分自身に課せられた縛りを守り通しながら、このクオリティですからね。立派だ。
"My Mom"とか最高だよね。バカなフックに、キャッチーすぎるAutoTuneブリッジ、そして定番の母親ネタ。オーディエンスとみんなでライブでこんな曲を熱唱するんだろうから笑える。
"Bagpipes From Baghdad"のアウトロのAutoTuneも上手く利いてるんだよね。Emは音楽的にも才人です。鼻唄が上手いのも、そういうこと。
その隙間に"Insane"みたいなカッチリとキメる曲を挟んだりするから、カッコいい。普段ふざけながら時折真顔でビシッとかますのが見事。"Old Time's Sake"とか普通にタイトでいいし。
さすがに今更Christopher Reevesネタは呆れたけど、笑っちゃった。彼も天国でリベンジの機会を窺ってるんだろうな。
"Underground"の乗せ方も巧みだよね。普通なら倍速乗せに逃れるところを正面から挑んだ潔さがいいし、その結果のカッコよさも素晴らしい。
『Relapse』とは関係ないけど"Forever"のEmも良かったね。トリを飾ってましたが、それまでに彩ってきたDrakeやKanye、Weezyの存在を霞めさせるくらい、輝いてました。やっぱり声力がハンパないんですよね、Emは。場を制する声とでも言うべき、圧倒的な声の存在感です。
早く『Relapse 2』が出てほしいのもあるけど、とりあえずはwelcome back, Marshall!
感謝感謝です。
