Kendrick Lamarの新譜を聴いたよっていうタイトルにすることでページビューを稼ごうという意図をことさら隠そうともしないでおく

最近なんかPSドラクエ7をやってました。定期的にやりたくなるのよね。戦闘の緊張感というかヒリヒリする感じはドラクエシリーズの中でも屈指だと思う。フォロッド編とかダーマ編あたりは雑魚戦から気が抜けない。特にダーマ編が大好物でして、まぁ確かに厳しい戦いではあるんですが、眠りの杖と奇跡の石が軸になるあの感じが最高に楽しいね。レベルが上がりまくってたりしたらアレだけど、職業システムがあるとわかっているなら恐らく大半のプレイヤーたちはレベル上げを抑えめで進めるはず。そんな状況下だから腕試しとしてやりがいがある。雑魚戦を乗り越えて迎えるイノップ&ゴンズ戦、マンイーター戦、決闘場での6連戦、アントリア戦。まぁ呪文・特技が使えるようになれば誤魔化しはきくけど、それが封じられている時の実力勝負。誰が奇跡の石を持つか、そして持たないメンバーの薬草が鍵を握るよね、奇跡の石持ちが削られた時にそのまま自分で回復するのか、それとも先手をうたれるのを警戒して防御からの薬草を待つか、ここらへんの判断ですよ。みんなどうやってるんでしょうかね。ガボが一番素早くて彼に石を持たせるのは安定の面でいいんですけど、マリベルの手が余るのがね、まぁ攻撃してもええけどイマイチだし。ガボも鉄の斧か刃のブーメランか知らんけど攻撃してほしいから僕はマリベルに持たせる派です。そうすると攻撃面ではダメージソースが確保できていいんだけど、早いとも遅いとも言えないマリベルのスピードが計算を難しくする。奇跡の石を使うにしても先にトドメを刺されないだろうかっていう時にどう判断するか。素早いガボの薬草をあてにするか、それとも防御を入れるのか。防御からの後攻主人公薬草もありうるよね。
個人的にピークはここらへんで、そのあとはメルビンを仲間にするのがモチベーションになるんだけど、ちょっと飽きが回ってくる。ダーマ編終了後、ラッキーパネルで炎の爪をゲットしようと躍起になるあたりで飽きてくる。
メルビンが入るとまた別の戦術的な楽しみが出来て、多彩な能力を持つ彼をどのような形で活かして行くのか。マリベル離脱を見据えての魔法補助&回復役を担うことが多いのかな、ただ彼の遅さは一長一短だからね、回復役としての運用にはコツがいる。個人AIが安定か。まぁその頃には祝福の杖もあるし、メザレでゲットするホイミスライムの心もあるし、カバーのしようはある。
ストーリーもさることながら、戦闘の魅力がある。特技無双ゲーとしてバランス崩壊を揶揄されがちな7ですけど、レベルを抑えて行うボス戦は楽しいですよ。グラコス戦やヘルクラウダー戦あたりも楽しいし、個人的には2番目に好きなドラクエです。


ドラクエ7が一段落して、今やっているのが「トゥルーラブストーリー2」っていうゲームです。皆さん知ってますかね。いわゆるギャルゲーのジャンルなんですけど。
あんまりギャルゲーをやったことがない。ときメモ1と2ぐらい、あとパワプロのサクセス。これくらい。
絵柄はアレですけど、なかなか楽しい。まだ3時間くらいしかやってませんが、だんだんと掴めてきました。
転校が決まって残りの1ヶ月で頑張るとか無茶な話なんですが、この向こう見ずな感じこそモテる男の条件なんでしょうね知らんけど。いろいろと無茶は点在していて、何の用もないのにふら〜っと美術室とか科学室に行ったり、放課後に訳も無く学校の体育館やプールに行くとか常軌を逸している。完全に女の子のブルマ姿やスク水姿を見に行っているだけじゃないか。でもまぁその積み重ねが効いて、親密になれるっていう。バカみたいですが、バカになれっていう教訓だね。
帰り道一緒に帰る際に会話のお題を選ぶモードがあって、どうしようかなと思って、選択肢に趣味の話ってあったからそれを選んだんだけど、そしたらなんか「オレの趣味なんだけど云々」って自分語りかよ。選択肢間違えたーーー!!!と思ったけど、相手の女の子もへぇーそうなんだいいこと聞いちゃったみたいなリアクションをとるので、これで良かったんか。
テレビゲームのストーリーを追っている際に、ある程度の合理性というかリーズナブルな展開を求めたくなるんですよね。こう思ったからこうする。あれがあったからああいう気持ちになってあんな行動を起こしたっていう。別に明示されなくてもそういうものが存在しうるだけの余裕とスペースがほしい。
ドラクエ7にはそれがしっかりと用意されているんですよ。ウッドパルナで見せられる人間の弱さに始まり、フォロッド城でのやりきれない想いとか、グリーンフレークでの激しい思惑のぶつかり合いとか、マーヴェラス編でのベタな思い詰めとか、レブレサックでの一連の醜い行いとか、人間の感情の機微がしっかりと描かれていて、噛み応えがある。
TLS2をやっていて、なんというか展開が雑だなぁって思った。急に進んだりする。用意されている会話も急に加速したり、違和感がある。
オレも面倒くさい人間だからね、細かすぎるのかもしれん。普通のゲームでは問題にならないレベルなのかもしれん。
FF4の序盤のローザのセリフの展開の拙さにギブアップしてしまうぐらいの人間なんで。FF7の幼きティファの好意に納得がいかないタイプの人間なんで。クロノトリガーのマールの心の動きにむずがゆさを覚えるような人間なんで。
こういう素直に楽しめない人ってダメだよね。だからモテないんだよカス。




はい、最後にKendrick Lamarについて書きますね。
今年は本当に豊作の予感を漂わせているブラックミュージック業界、(昨年ですけど)J. Coleの2014 Forest Hills Driveに端を発して、Joey BadassもLupe FiascoもBig Seanも傑作をリリース、Mark Ronsonのリーダー作もJBファンクのグルーブを爽やかにまとった傑作。
そして、真打ち登場。名実ともに頂点に立つKing Kendrick待望のアルバム。『To Pimp A Butterfly』。3rd?2nd? 微妙なとこですが。
The Blacker The Berryを聴いた時から予想できていましたが、彼本来のジャズ好きな感性が爆発。そこにウェッサイらしさ溢れるPファンクも搭載され、実にゴージャスでライブ映えしそうな美しき大作が産まれています。実にお見事。
リリックは興味ないんですが、とりあえずサウンドの素晴らしさに引き込まれる。
元々存在していた作風ですが、大々的に展開するきっかけになったっぽいのはFlying LotusのNever Catch Meかもしれんね。あれを一番に連想した。
僕はKendrickに対してわりと慎重な態度をとってきたんですが、さすがに今回のは凄かったね。何もいえないレベルのクラシック。


しかしこうなってくると、あのgood kid m.A.A.d Cityの感じは何だったのかって思う。なんであんなにストイック縛りをきつくしたんだろう。
あれか、GKMCはThank Me Laterみたいなもんか。そびえたつ糞。まぁThank Me Laterよりはいくぶんマシか。
デビュー盤なのにね、何やってんだか。
それともSo Far GoneとSection.80がデビューアルバム扱いなのか。単なるソフォモアの呪い的な。
まぁどうでもいいけどさ、これからも頑張ってね。