過昼寝→腰痛という怠慢コンボ

フォトカノKissというゲームを最近やりこんでおりました。
あんまりギャルゲーのことばっかり文章にするのもアレですが、ここ最近ではトップクラスに楽しませていただいた娯楽ですので、感謝の気持ちをこめて記事にする。
いくらか作業感の強い瞬間もあるけど、やはりTLSシリーズの流れを汲む見事な内容だったと思います。ときメモ亡き今、ギャルゲーというジャンルを支える大黒柱としての役割を十二分に果たした一作。
ラノベ寄りのキャラ付けで熱狂的な人気を得たアマガミと比較すれば、今作のヒロインズや主人公は比較的地味で、そこが惹き付けを損ねた部分なのかもしれない。しかし元々TLSシリーズはこんなもんだろう。普通でいい。普通の中で生きて行くのが、この作品群の在り方である。平凡な日常の中で恋をする喜び。文章にするとキモいですが。当たり障りなく平和で穏やかな日常の愛おしさよ。
まぁ、主人公は糞やけどね。わりと純真な相原さん、天才変態紳士の橘さんと比較して、前田くんには何ひとつ魅力がない。
そのかわり。何と言ってもテキストの素晴らしさ。思考とか発想に無理はないし、会話とか展開に筋が通っている。
別に地の文を増やせとかいうことでもないんよ。ちゃんとした一本の揺るぎない芯があれば、それでいいんだ。
これはドラクエ7とか8にも感じたことなんだけど、やっぱりハードが進化して行くことで一番に恩恵があるのが、シナリオだと思うんだよね。
人間の心というのは宇宙をも包み込めるレベルの大きさであり捉えようがないんだけど、それを限りなく生あるものとして表現するためには、たくさんのスペースがないといけない。余地であったり、容量であったり。
ファミコンスーファミドラクエドラクエ7、8の大きな違いはシナリオの重厚さである。トゥルーラブストーリーの4作とキミキスアマガミフォトカノの大きな違いはシナリオの重厚さである。
やっぱりシリーズを重ねるにつれてハードも伸びて行かないといけない。より大きな表現をするためには、絶えず最新の性能を持つハードで出すべき。そう思うね。
だからドラクエ9をDSで出すべきではなかったんだ。そりゃあ、あーいう薄っぺらいストーリーにしかならんやろ。あれでは退化にしかならん。少なくともナンバリングとして扱うべきではなかった。
ゲハ的なことではなく、単純にソフトのためを思ってね。
とりあえずドラクエ11には期待してるし、次なるTLSシリーズにも期待。