Tyler, The Creator "Slater"

Slaterって何なんですかね。
とりあえず曲の中では「愛用の自転車の名前」らしい。へぇー。
あとは、Kelly Slaterという有名なサーファーがいるらしいが、あんまり関係がないのかな。

微妙に自転車を女性みたいに扱うメタファーもありますが、なんかあんまり本気じゃない感じで、そんなに執着していないような。
乗りたいとかカーブをヒットするとか、まぁそんな感じの。
自転車が最愛の女性みたいな、そういう負け犬っぽいのを出したかったのか。ようわからんが。

この曲はなんといってもトラックのデジタル感、そしてFrank Oceanの声が見せ場でしょう。
歌詞にも出てきますがN.E.R.D.の初期の引きこもりっぽいトラックのレベルが高いんですよね素で。いくら『In Search Of...』が好きだからってそれをまんま再現できるんだから、立派なものです。
そしてFrank Ocean。
アルバム『Wolf』全体の印象として、まずトラックがNepっぽいというのがあるんですが、それと同時に何かメランコリックなムードが終始貫かれているのも特徴で。
やはり、昨年の『channel Orange』は間違いなくTylerを刺激したでしょうから。単純な話かもしれないが、作風として影響を及ぼしている気がしてなりません。
あんな大きな才能を見て、この大きな才能がさらに伸びていく。このコンビはやばいね。