Lil Wayne ft. Cory Gunz & Nicki Minaj "Lay It Down"

一時期に比べて、Weezy人気もかなり落ち着いたのかなぁなんて思います。もちろん未だにたくさんの客演仕事がありますし、リリースもコンスタントに続いていますが、ランキング的にも中位くらいの、そこそこなところに収まったみたいな気がします。
今の業界のトップはKendrickとDrakeですよね、そこにRick Rossが続いて、しばらく離れてWeezyがいるような状況でしょうか。

今年は『I Am Not Human Being 2』が出ました。けっこう内容も充実していて、さすがの底力を感じさせられましたが、ちょっと食傷気味というか、なんというかもうWeezyとか飽きたよみたいなものもいくらかありました。
頑張るのもいいけど、多少の出し惜しみも必要だったのかななんて、今にして思いますけどね、まぁしゃーないね。そういうワーカホリックな人なんだから。

この"Lay It Down"は、いわゆる"A Milli"〜"6 Foot 7 Foot"路線のああいうエキセントリック系ですね。相変わらずこういうトラックを引き当てるというか、そういう趣味をお持ちなんですねというか。
しかし、Weezyのフローもえらく落ち着いちゃってね。昔みたいにぴんぴん跳ねたりせず、ごくごく真面目にかましてて残念。「Tell that pig and that cow I'll go HAM if it's beef」のラインは巧いけども、技巧派はつまらんよね。もう前みたいに暴れたりしないんだろうな。
ただ、やはりというべきか、若き天才Cory Gunzがまたしても魅せてくれました。この人のヴァースは粘り強いし、緩急があって、たたみかけられるし、圧倒される。本当にテクニック的に見事で、この曲を何回も聴きたくなるのはこのCory Gunzの素晴らしいラップがあるからなんですよね。
いかにも客演で輝くタイプの人でして、果たしてリーダー作の可能性はあるのか、ちょっと難しそうな感じですが、いずれデビューソロに期待したいところ。今後に大きく注目ですね。

そして付け足しみたいにNicki Minaj。この人もだいぶ落ち着いちゃいました。
飽きられたのかどうかはわかりませんが、なんかもう旬を過ぎた感じは否めませんね。
どうするんですかね、脱いだりするんしかないんかなぁ。知りませんが。