しくじり先生 #102,103

みなさん見ましたか、しくじり先生最新回。
YouTubeを何気なく見てたらオススメに予告が上がってて、若林が登壇&春日登場って、もう心底楽しみにしてたんですよ。
しくじり先生はメンバーが最高すぎるからね。若林、吉村、澤部にアルピー平子&酒井。そこに春日まで来てくれるんだから最高にも程がある。全員頭が良くて気が利いて面白くて、優しくて温かいっていう、理想の世界、理想の大人。
そして大オチをつけてくれる異才・ノブコブ徳井。唯一無二の存在感。
面白かったね。エモかったねぇ。未見の方はぜひ本編をどこかで見てほしいね。
切り抜きを貼っておきます。
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この放送を迎えるまでの流れで重要だったのは、やっぱりあちこちオードリーでの大傑作だったノブコブ(&みちょぱ)回と、その直後ぐらいにあったオールナイトニッポンでの吉村緊急参戦回、この2つだね。
現状のお笑い界において、関東の芸人、非関西の芸人が立ち位置を確立するのは凄まじく大変なことなんだけど、それを成し遂げているオードリー、ノブコブ、ハライチ、アルピー、そしてぺこぱ。しかしそれは単発的というか、各々の圧倒的力量のみで勝ち取ったものでしかなく、後続への道、未来への道は整備できたとは言い辛く、今後は先細っていくんじゃないかと、そういう危機感は常にあったようで。
非関西の芸人もあらためてタッグを組んで、流れを作り出して行かなくてはと、たびたび若林の発言が見られるようになっていた。
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リーダーシップを発揮しつつあるオードリー。自分の城があって、頼りになる仲間たちもいる。足りないのは横の連帯感で、逆にそこさえ備わればいよいよ西の笑いにも対抗できるっていう段階まで来た。コテコテの関西ムードとは違う、スムースでウィットに富んだ関東お笑い。頑張ってほしいです。



ちょっと感想書いていきますね。

  • 吉村の人間臭さ、めっちゃ好き。あんなにイケメンで面白くて優しいのに、内面は人見知りで臆病で、その強気と弱気を狭間で彷徨う感じは心底人間臭くて、正直大好きですね。男が手に入れられるものは全て持っているっていう恵まれた人生のはずなのになんであんな必死感が出るのかよくわからないけど、それがあの独特の可愛げに繋がってるんだろうか。もっとMCやってほしいけどね。
  • 澤部はいつ見ても怪物。どんな現場でもどんな相手でも、必ずハイライトを作る。でもジャニーズとか役者とかクソみたいに面倒な芸能人と共演させられまくってて、本心はどうなんだろうなぁっていうのは確かにあったよね。そこを的確に徳井に突っ込まれるシーンがあって、そこすら完璧に笑いで落とす澤部は現役最強の腕を見せつけたんだけど、なんか辛いシーンでもあった。ベタな話だけど、やっぱり若林とか吉村とかアルピーとか、ここら辺とは正真正銘に心を許し合える関係でいてほしいなぁと今回見て強く思った。せめてこのしくじり先生だけはフラットに飾らずに等身大のリラックスした澤部佑でいられたらなぁっていうのを、余計なお世話ながらも思った。
  • 平子さんは異質な存在で番組や共演者を選んじゃうタイプなんですけど、合う現場であれば見せ場をたくさん作れるだけのポテンシャルある人なんで、まだまだ伸びていってほしいよなぁ。俳優もいけると思うんだけど、そういう展開ないっすかね。
  • 若林が提案した「たまり」はアルピーの二人をもっとリラックスさせる意図があったと思うのよ。平子さんもチャンサカももっとできるはずで、遠慮や恐れを減らせばもっと大きくなれるという、そういう若林のリーダーシップが最高すぎる。
  • 今回のこういう場にちゃんと春日を呼んでるのも最高。関東お笑いの結束を固める企画でしっかり招集される東の象徴。至らない部分も多々ありつつ、やはりスーパースター春日。なんだかんだ華があるし、MC若林の横でさりげなく褒めたりフォロー入れたりする地の優しさが素敵。毎回とは言わんけど、また定期的に出演してほしいです。
  • そして今回の裏の主役だった徳井健太。徳井の言葉って刺さるんだよな。声のトーン、しゃべりのリズムと強弱、安定したボキャブラリーと正確な例え話。ゴッドタンの腐り芸人セラピーでも、正直他の二人との力量差がありすぎるのよね。もちろん板倉さん大好きだし、岩井も実力者なのは間違い無いんだけど、あのコーナーにおいては徳井の喋りだけ異次元で、徳井の言葉だけが相談者に刺さるシーンが多々ある。今回のしくじり先生でもほぼ完璧な活躍。今が旬の激アツな存在。
  • 平成ノブシコブシって、二人のコンビらしいシナジーはあんまり感じられなさそうに見えて、実は吉村を批評する徳井っていう黄金パターンもあるし、やたら饒舌な相方に対してキレる吉村っていうパターンもあったりと、なんだかんだ信頼もあるのがいいよね。お互いに完全にピンの独力だけでのし上がってきたわけで、まだまだコンビとしての可能性も将来のカードとして残しているという、実に興味深い存在です。楽しみやね。