Kobe Bryant

そりゃ人はいずれ死ぬというのはわかっちゃいるけど、まさかコービーが死ぬなんて想像したことなかったから、意味がわからない。
本当に意味がわからない。


朝、職場で何気なくYahoo見てたらトップニュースにコービーの名前が見えた。そういやレブロンがキャリア得点数の記録でコービーを抜いて3位になったんだったっけか。それ関連のニュースが乗ってるんだろうって最初は呑気に思ってた。
しかし、総合トップだぞ。そんなわけないやん。いったん別のページに行きかけて戻ってきてもう一度確認すると「元NBAコービー氏、死亡」。
はぁ?!コービーって、あのコービーかいな。嘘やろ、ありえんし。なんでコービーが、なんでコービーが死ななアカンの。
誰もいない職場で一人、叫ぶしかない。身体は冷えてくるし、口からは怒りの言葉ばっかり溢れ出る。なんでこんなことが起きるんだ。本当に意味がわからない。


僕ら世代にとってコービーは馴染み深い存在だった。何と言ってもコロコロコミックです。『コービー・ブライアント物語』みたいな読み切りがあって、90年代初頭に物心ついたかついてないかのタイミングでシカゴブルズの前期スリーピートを現地アメリカのテレビでボーッと眺めていたわりとバスケ好きな僕にとっては、久しぶりに名前を知ったNBA選手となった。
ぶっちゃけると言動とか性格とかはホント嫌いで、アイバーソンをぶっ倒したあのレイカーズ含めて本当に大嫌いだったんだけど。
しかしながら、誰もが認める大スター選手。ポストジョーダン時代のNBAを引っ張ってくれたのは間違いなくコービー。
ジョーダンよりもスリムでスタイリッシュなプロポーション。顔もまぁまぁカッコ良かったし、乱発気味にシュートを外しまくったりもしたけど、高速ダンク、鬼のディフェンス、強靭すぎるメンタル、圧倒的カリスマでもって、めちゃくちゃ華やかな選手でした。
華やかさって先天的なものだからね、作れるものじゃない。
キャリアを通して応援とかほとんどしたことなかったけど、もっとちゃんと試合見ればよかったって今更後悔してる。
あーでもオリンピックは見たよ。北京オリンビックのアメリカ代表は、バルセロナオリンピックのドリームチームに負けないくらい、ストーリーと華があってカッコよかったなぁ。


コービーの最後のツイートをご覧ください。


いや幾ら何でも死ぬことはないだろ。ホント最悪じゃねぇか。
レブロンは、もう人生をかけて今年チャンピオンシップをLALにもたらさないといけないぞ。頑張れーーーーーーーーっ!!!!!!!! 人生イチの気合い入れろーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


最後に僕の好きなコービー動画を貼ります。
引退後にインタビューを受けているんですが、何というか知的で洗練された趣があって、興味深い。
その一方で随所に見せるキチガイじみた精神性が恐ろしく、いろいろ極端に振れている。
ただ、全体的には大らかさがあって、温かさとか優しさとか、思いやりとかも感じられる、濃厚な40分。
とにかくインスピレーショナルで、とにかくかっこいいです。
おすすめ。
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