NBAドラフト2023

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Victor Wembanyamaですね。久方ぶりの超大物としてものっすごい特大の期待を背負っています。
読み方はビクター・ウェンバンヤマ。英語風に発音するならウェンバッヤーマっていう感じかな。
Antetokounmpoをアデトクンポって読むみたいに、真ん中あたりのnは読まない方がそれっぽくなるかもね。
あだ名はWemby、ウェンビーです。今後ともよろしく。


身長は7ft3って本人は言ってます。ということで223cm。NBAでは7フッターっていう言葉があって、7ft (213cm)あればそれだけでNBAで活路を見出せる武器になるんですけど、それを優に上回るサイズ。上回りすぎ。
ウィングスパンは8ftあるらしい(244cm)。NBA平均の計算式で言うと223×1.063=237ぐらいがアベレージになるので、それよりちょい長いぐらいか。もうここまで来ると訳わかりませんが。
バスケ的にはそれ以外の要素で大事なのはスタンディングリーチとか手の大きさとかですかね、そこら辺はちょっとわかりませんが。

これだけ見ると手もデカそうだな。
とりあえず圧倒的なプロフィール。その秘めたるポテンシャルがわかると思います。
さらには水準以上のアスレティック能力。加速やトップスピード、レスポンスといったところも十分にエリートクラスにある気がします。ジャンプ力は不明ですが、毎度毎度本気出すまでもないだけであって、アドバンテージがデカすぎる。
そして高いボールハンドリング。このサイズでありながら極めてスムースにドライブを展開できるし、シュートパターンも豊富、視野も広そうなのでオンボールで不細工になることは一切ないでしょう。
現段階の懸念点はウェイトの軽さと3ポイントの安定性だけでしょう。
実際の体幹がどんなものかまだ全然わかりませんし、あっさり通用する可能性もあれば、ラフなフィジカル勝負に持ち込まれて多少苦戦して時間かかる可能性もなくはない。現代NBAではゴリゴリのセンターは少数派なのでバレずになんとかなる展開もあるかもしれないし、それほどフィジカルが優れたイメージのないインサイドプレイヤーにすら手こずる可能性もなくはない。っていうか5番起用で間違いないんかね。3番とか4番でも運用はできそうだけど。あとそこに起因する故障をしないことも祈りたいところ。
さらには現代NBAではどのポジションのどの選手でもある程度ロングレンジが決まらないことには定位置を掴めないわけなんですが、少なくとも33%ぐらいの確率では沈めたいところだね。一応昨シーズンのフランスリーグでは27.5%らしい。



本当に規格外すぎて、歴代の誰とも比べられないわけよ。
よりデカくてスムースなケビン・ガーネットとか、めっちゃデカいレブロン・ジェームスとか言ったところで、それはもうKGでもレブロンでもないじゃんってなってしまう。まぁ厳密にはレブロンの強靭なフィジカルはなさそうですが。
センターのサイズとガードの俊敏性とハンドリングを持っている。そんなの有り得るんかい。
見た目の細さからケビン・デュラントを連想したりもした。逆サバのヒョロ長KDよりも平然とデカいからね。KDのシュート力をサイズに振った感じか。3番と5番の違いは大きいわな。まぁ見た目だけかもしれんけど、でも速そうに見えないのに速いドライブは似てる気もする。
プレイスタイル含めて一番近そうなのはKGか。やろうと思えばスリーが打てる、やらなかったけどドライブもできる、フレームとか万能性とかも近いけど、やっぱり2000年代前半の選手と2023年の選手を比較するのは難しい。全然バスケが違うからなぁ。



だんだん面倒くさくなってきたのでそろそろ終わらせよう。
例えたり比べたりする対象がいない前人未到すぎるウェンバンヤマを、バスケ界の大谷と評してくれてます。すごいよな。
何がすごいって普通にバスケレポーターが一般的なフレーズとしてShohei Ohtaniという言葉を使ってくれてる。凄すぎるよほんと。
でもこれだけは言わせて。別に僕は大谷信者だとかアンチバスケとかではないけど。
「センターのサイズとガードの俊敏性とハンドリングを持っている」っていうのは確かに希少だけど、まぁバスケの表現、在り方としてはわかるのよ。表現としては地続きではあるからね、これからこういう人が増えていくはず。どんどんエリート化が進み、全選手がウェンビーやKDみたいな人ばかりになるんだろう。
大谷はさぁ... だって投球と打撃って全然違うんだから。ボールを投げるのと、バットでボールを打つのは全く別モノなんだよ。それを限りなく世界一のレベルで両立させてるんだから、マジで意味がわからない。
長生きはするものだね。とんでもないものが見れるよ、これからも。