レッツゴーアトラス

それなりに期待されたアニバーサリーなはずのペルソナ25周年は完全なる無風に終わり、墓から無理矢理引っ張り出して製作されたソウルハッカーズ2は擁護しようのない大失敗、小遣い稼ぎのリマスター商法でお茶を濁しつつ、年始には中国系メーカーによる謎のP5スピンオフスマホゲーが発表されたりと、ここ1年くらいのアトラスとアトラスファンは地獄のような日々を送ってたわけなんですが。
急に潮目が変わる。ケチャドバなんて可愛いもんではなく、便秘が解消されるが如く立て続けに。
p5t.jp
p3re.jp
rpg.jp
まぁ相変わらず本命のペルソナ6の発表などありませんでしたが、まさかまさかの3タイトル一気に発表だなんて。
楽しんだもん勝ちでしかないんで、素直に楽しもうじゃないの。



ペルソナ5のスピンオフとなる『ペルソナ5 タクティカ』。
ネットでは「いつまで搾り取るんだ」と呆れる声もあるみたいですが、馬鹿言え。こんだけ擦られるのは、それだけ掘り下げ甲斐がある証拠じゃないの。主人公と仲間たち、惣治郎とかに魅力があるから、こうやってスピンオフを連発できるわけよ。2016年の本編以降PQ2、P5D、P5R、P5S、P5Aと楽しませてもらって、またこうして彼らと出会えるとは思ってなかったから普通にびっくりだけど単純に嬉しいし幸せすぎます。ありがとう。
P5Tはシミュレーションゲームというジャンルらしく、下手したらアトラス的には魔神転生以来か?まぁゲーム性やシナリオは心底楽しみなんですが。
ひとつ大きな不安として横たわっているのが、サウンドです。

「音楽のコンセプトは、ギターメインのストレートなロックサウンド」っていう文言を見て、絶句。あのさぁ、もう忘れちゃってるわけ?そりゃ2016年のゲームのBGMとか忘れるよっていうことなのか?アホすぎるわクソが。
なんでロックなんだよ。P5はロックじゃない、ロックなのはP4。P3がヒップホップとハウスで、P5はアシッドジャズだろうが。何を考えているんだ。
公式に貼られているOP曲"Revolution in your Heart"を聴いて、深く深く落ち込む。本当にこれがオープニングだと言うのか。あまりにもクオリティが低すぎる、絶望的なまでに。何せキャッチーさのカケラもないんだから。最悪ロックでもいいよ全然。でもジャンルとか関係なしに、どういう曲であれ心は掴めよ。なんだこの単調で盛り上がりのない曲は。馬鹿なのか。無能すぎるだろ小西利樹。本当に本当にこれでイケるとでも思ったのか。こんなつまらない曲がペルソナのOP曲だなんて、恥ずかしくて誰にも聴かせられないよ。
まぁぶっちゃけColors Flying Highもクソ曲でしたが。まぁそれは置いておいて。
3以降のペルソナというのは「充実した日本の高校生ライフ」と「豊かで魅力いっぱいな音楽」が大きな背骨としてブレイクを支えたと思うんだけど、その2本柱の片方が失われちゃうのは不味いんだよね。ここに関しては大きく心配です。心配というか、もうほぼ確実にクソなんで、普通に落ち込んでます。
一応ここはひとつ考察ポイントでもあります。僕はP5Tの存在を知った時、デフォルメされたキャラクターたちを眺めつつ、こういうスピンオフは喜多條敦志さんの出番だなと思ったわけよ。PQ、PQ2、P5Sに大きく尽力した期待の若きコンポーザー。ところがそうではなかった。
この後紹介する『メタファー:リファンタジオ』のメインコンポーザーが目黒将司御大。P5Tが小西さん。もしかしたらペルソナ6のメインコンポーザーに喜多條さんが抜擢されているのではないか。P6とメタファーというアトラス2大プロジェクトに主力二人を据え、スピンオフは小西さんで済ますと。
この予想が本当なら、これは大きなトピックだよ。いっちゃん分かりやすい例で言えば、ドラクエ本編の音楽をすぎやまこういち先生から別の人に変えるっていうことですからね。
喜多條さんには一切心配などありません。彼は本当に素晴らしい作曲家。PQ2もP5Sも、彼の功績がデカ過ぎる。
むしろP5、P5Rと幾分か物足りなさもあった目黒さんの方がやや心配なぐらいですけど、フレッシュなモチベーションでもう一度盛り返してくれることを期待。
小西さんは... まぁ期待せずに待ちます。期待できませんよ。OPから駄曲とかP3以降初めてですから。
あらためてですけどペルソナ6は橋野桂副島成記目黒将司のいないペルソナになるわけよね。堀井雄二鳥山明すぎやまこういちのいないドラクエ... そりゃ時間もかかるわな。そう簡単に踏み出せないよねって。まぁ単純にアトラスが作るスピードが遅いのもありますけど。
あ、もちろんゲーム本編には期待してますP5T。また彼らに会えるのが単純に嬉し過ぎる。
でも音楽がつまらなかったら、ゲーム体験として結構物足りなく思いそうだなぁ。辛すぎるわ。
半年後に発売されるゲームに対して早くも辛い思いをするっていうね。暇人か。



ペルソナ3 リロード。かねてから噂されていたP3のリメイク作品になります。
僕はp5rというドメイン登録を知った時から多分P5完全版はP5Rという略称になるだろうと予想していて、Rはreloadedじゃないかと予想してたんですよ。マトリックスでもおなじみのリローデッドという単語、これは続編という意味があるし、それに銃の装填がリロードということでP5にぴったりと思ったんよ。そしたらP5Rは実際に完全版ではあったんですが、謎にRoyalでした。
むしろP3の方が銃要素が強いからね、そちらに持ってくる方が自然ではあるか。
つい僕もクセでリローデッドって言っちゃいますけど、まぁ続編っていうわけではないからリロードでいいのか。
さて、我らが青春の名作が最高のグラフィックとUIで蘇ってくれるわけですが。
各インタビューで明言されている通り、今作品はあくまでペルソナ3のリメイクであり、P3FESやP3Pのリメイクではないとのこと。
これの意味するところは、いわゆる後日談的なあのギスギスタイムとか、みんな大好きハム子とか、ああいったところは今作には含まれずということだろう。
まぁ、作品の完成度ということだけを考えたらそれが正しい判断になるんだろう。FESの内輪揉めとか2024年に出すのは恥ずかしいだろうし、ハム子編までリメイクしてたら発売が何十年先になるか分かりませんから。
でもなぁ、それじゃあ困るのよ。志は高く持って欲しかった。
結果、全てを網羅するペルソナ3完全版はこの世に産まれず。僕たちは未だにP3FESのディスクとPS2が捨てられなくなったわけよ。P3Pは現行ハードでもリマスターが発売されたからよかったけど、P3REが発売されてもなおゲームアプリは消去できないわけよ。
P4GとP5Rは上位互換だからいいよね。なぜP3だけが分散してしまうのか...
ネットで論じられている可能性として、また数年後に登場するであろう完全版の目玉としてハム子編やFESを追加してくるんじゃないか説とか、あるいは大型DLCとしてハム子編やFESを何年後かに持ってくるんじゃないか説があったりします。
まぁでもむしろポジティブな考え方よね。出るんならそれに越したことはない。どういう形であれね。文句などあろうはずがない。
こんだけ楽観的なポジティブアトラスファンの僕でも、さすがにこれは出ないでしょって思った。なんとなくね。どういう形でもいいから出て欲しいけど、どうでしょう。
まぁええよ。楽しみでしかない。僕の憧れであるキタローをフレッシュに操作できるのが楽しみすぎますね。なるべく早く発売してよ。



そして、完全新作『メタファー:リファンタジオ』。
2016年の末に急にぶち上げられたPROJECT Re FANTASYというプロジェクト。その後まっっっっっったく続報がなかったせいで期待の新作からネタ枠へと扱いがダウン。ペルソナ6が発表されないことをネタにする際にそもそもリファンタジーはどうなったんだよと一緒にネタにしてあげるだけの存在だったのがここ数年。
なんの前触れもなく突如として登場したティザームービーがもう最高の一言。そりゃ開発してるわなっていう当たり前の感想と、映像のワクワク感。
しかしネット上では賛否の否がちょいちょいあるんだよな。ペルソナじゃねぇかと。どこがファンタジーなんだよっていう意見が散見されてる感じですけど。
あのさぁ、何をもってペルソナだと思ったわけ?まだゲームシステムやシナリオの話も聞こえてきてないこの段階で、どう判断できると言うのだ。何もわからんやんけ。
出てくるスキルがメガテン・ペルソナと同じなのが不満?いいだろ別に。また新しく名付けるのも面倒臭いし、また新しく覚えるのも煩わしいから、いいよそこは別に。
User Interface (UI)がペルソナっぽい?あのUIはP5が産み出したテレビゲーム史上最もクールで機能的な最高傑作であり、それをわざわざ捨てる必要などないだろ。最新作もこの最高傑作で楽しもうや。
ほんと表面的なところしか見ていない。UIとかスキルとかもペルソナを形成する要素のひとつではあるよ。でもそれが核ではないでしょどう考えたって。
これでシナリオが学園ジュブナイル物だった時には文句言っていいよ。でもまだ何もわからんし。
今度20日に記念配信があるらしい。まずはそこで輪郭を掴もうじゃないの。
www.youtube.com
全部楽しみでしょうがないわ。延期すんなよ。