『ペルソナ5 タクティカ』について

P5Tですね、ゲーム自体は先々週ぐらいにクリアしてるんですよ。
大好きなペルソナシリーズなので感想を書かなきゃねってずっと思ってはいたんですが。
優先順位がどんどん下がっていって、今日を迎えると。




なんですか、このサウンドプロダクションは。ふざけてんのか。
あまりにも音楽面でしょぼすぎて、怒りを通り越してビックリ。こんなことってあんの。
1曲たりとも良い曲がなかった。1曲も。1曲もよ。ゼロです。ゼロ。前代未聞すぎるわ。
サントラは5枚組で102曲、5時間26分。
はい、断言します。1秒たりとも聴く価値はありません。買う必要も一切ございません。
何の価値もない。
意味がない。地球上で最も無駄な5時間ちょい。
Time is moneyというならば無駄にしてはいけない。こんなゴミに耳を傾けるのは人生が勿体なさすぎる。もっと他に聴くべき曲や音がこの世には無限にあって、迷うことなくそちらを優先すべきだし、もう一回いうけどコイツを聴く価値は1秒たりとも無い。
本当の本当のゴミ。


何から文句言えばいいのか。
まずそのジャンルをね、なんか今作はストレートなロックですみたいなことを仰っていたじゃないですか。
まぁ本当はそこから嫌で。今時ストレートなロックって言い方する人いんの?っていう。もうちょっとカッコいい言い方ないの?とかもうちょっと気取って発言できないの?っていうのもあったし。
そもそも2023年にただのシンプルなロックってなんだよとも思った。今時ロックはないだろうと思うし、ロックであってもそこにちょびっと彩りやエッセンスを加える必要はあるでしょと思うのよね。
それはなぜならペルソナ5、さらには(3以降の)ペルソナシリーズがそういう音楽性でやってきたから。
味わい深くてね、何度聴いても飽きないし、聴くたびにフレッシュな感情が湧き出し、脳味噌が活性化されるような、刺激的な音楽たち。それがペルソナでしょうが。
前にブログで書いたけど、(3以降の)ペルソナシリーズは「充実した日本の高校生ライフ」と「豊かで魅力いっぱいな音楽」が大きな背骨になっているのよ。多彩なジャンルも混ぜ合わせつつも狙いがはっきりしているハイクオリティな楽曲たち。ゲーム音楽という枠からはみ出すレベルの、それこそごく一般的な歌手によるポップミュージックとも互角以上に張り合えるレベルの音楽がペルソナシリーズのアイデンティティであったのよ。
ストレートなロックっていうことは、ひねりのないロックということなんだねと。そこからもうね、全然ダメ。嫌な予感しかない。
っていうかそもそもペルソナ5ってアシッドジャズなのよ。目黒将司先生がそう仰っていた。そしたら単純にロックっておかしくないか。そう思わないんか?普通合わせるだろ原作のムードに。違うか?なぁ小西。小西利樹よ。


そして発売日を迎え、プレイする。プレイの前に起動からか。
オープニング。先行で公開されていた"Revolution in your Heart"。先行で聴いた時から絶望的にウンコで、深く深く落ち込んだんですが...
あらためて聴いてみても、やっぱりウンコはウンコでしかない。
どう聴いても、擁護のしようがない。良いところが何もないからね。
そしてあろうことか、全編を通して音楽面に関しては、ずっとこの調子なのである。
その後のプレイ中もずっとこんなレベルの曲が後ろで鳴り続ける。最後の最後までこのレベル。
深みなど全くなく、実に浅くて意味のない楽曲たちのオンパレードでございます。
これをペルソナだなんて認めたくないよ。


全曲ウンコなんですが、やっぱりOP曲はこのゲームの顔になる曲だから、これについて言及しよう。
何度も言ってますが、聴く必要はございません。ございませんが、気になる人がいたら、おすすめは一切しませんが、自己責任でどうぞ。つまらなかったら迷わずそっ閉じして帰ってきてください。
Revolution in your Heart - YouTube
ジャンルというか音楽性も大概なんですが、まぁそこは大らかに目を瞑るとして。
一番の問題がね、全くキャッチーじゃないっていう、これなんだよね。
せめて良いメロディがあればね、ロックだろうが何だろうが良いんですよ。心を掴んでくれるなら。
なんと言うかメロディがない。メロディを感じさせない楽曲って酷くないか。
ラップではないね、だってラップだったらもっと言葉にリズムがある。知ってます?小西さん。優れたラップ、フローというのはメロディアスに聴こえるものなんです。リズムもなくメロディもないこの曲はラップからも程遠い、ただのウンコ。
言うならばお経ですけど、多分お経の方が歌詞がいいし、リズムもいいと思うんだよね。
あとね、構成というかね、盛り上がりがないんだよね。初見というか初めて聴いた時にまずビビるのが、あれもしかして今のがサビだったの?っていう。サビならもっとサビらしく盛り上げろよ。
一応ギターが終始音を出してますけどね、別になんか魅力的なリフでもなんでもないんですが、それがキレもなく起伏もなく単調にずーーーーーっと同じ調子でなり続けているだけ。
山場もないし谷間もない。抑揚など全くない。
そんなの音楽じゃないよ。
雑音。雑音です。マジで雑音でしかない。


小西さんに確認してみたいのが、この仕事って本気だった?っていう。手抜いてるんですよね?って訊いてみたい。
手抜きだったら、まぁしゃーない。お前は仕事に優劣をつけるタイプの人間なんだということで軽蔑して、おしまい。まだ何ひとつ成し遂げてないペーペーのくせに仕事を選ぶんですね、と軽蔑してサヨナラ。二度とペルソナに関わらないでね。
いやぁマジで手抜きであってくれ。これが全力の本気っていうコンポーザーはアトラスには不要だし、ゲーム業界にも不要なんだよ。だから手抜きだったよと言ってくれ。
...もし本当の本当に本気だったとしたら?だとしたら、むしろ心配しちゃうよ小西さんのこと。大丈夫?この先やっていけんの?って。
フラットに第三者の気持ちになってあらためて自分の楽曲を聴いてみてよ。一体誰がこんなウンコを良い曲だねって言うと思う?曲を作ってから時間が経って、今ならわかるんじゃない?自分で聴いてみてどう思いますか?
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せっかくなんだし並べてみようか。オープニング曲たちを。ペルソナ5本編や派生作品のオープニング曲たちを。
あらためて聴いてみてよ小西さん。
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(クソイマイチだったP5RのOP曲を貼らないファインプレー)
ありがとう目黒さん&喜多條敦志さん。いつも本当にサンキュー。
ってかタクティカのOPってアトラスの公式YouTubeチャンネルに上げられてないんだね。それって何?恥ずかしいから?人様に見せられるクオリティじゃないから?出した以上は諦めて公開すればいいのに。




ゲーム自体は楽しかったよ。僕はこの手のタイプのゲームは初めてだったから、けっこう楽しめた。
タクティカくんの一番の不幸は、今ちょうどアトラスでたくさんの新作が絶賛製作中だったっていう点なんだよね。二人は忙しいからね、一番レベルの低いコンポーザーが回ってきてしまった... 他にいないのかアトラス。選手層どうなってんだよ。
目黒さんは新規IPの『メタファー』に名を連ねてます。死ぬほど面白そうだし、音楽も重厚で震えますな。2024年中にはリリースとのことで、生きる楽しみですよマジで。
喜多條さんは来年初頭の目玉『ペルソナ3 リロード』に深く携わっているそう。既に流れ聴こえている新曲や新規リミックスが実に鮮やかでとてつもなく素晴らしく、ゲーム本編はもちろんのこと、同時にサントラがとにかく楽しみで楽しみで仕方ありません。
お二人とも、お身体気をつけて頑張ってね。大ファンです。応援してます。
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