初期衝動サンキュー

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いやぁ、人々の想いを乗せて、戦い抜いた緑色のファミリー。素晴らしかったです。


今こんなこと書くと便乗すぎますけど。佐藤藍子かって言われそうですが。まぁ言われないと思いますが。
アントラーズファンの僕、二推しはグランパスっていう僕なんですけど。
Jリーグを創世記から見てきたサッカーファンにとって、ヴェルディっていうのは故郷みたいな特別な思いがあるんだよね。
圧倒的に強くて、圧倒的に盟主で、頂上に君臨していたヴェルディ。誰がどう見てもJリーグの象徴だったんだ。
30年前に抱いたあのイノセントな感情。サッカーって面白い、サッカーってカッコいい。
歳を重ねて世間に揉まれ、何となく大人になって、いろいろなものを削ぎ落としながら、小綺麗で安上がりなハッタリで身を纏い、何もかも知った気でいるわけですけど。
忘れかけていた一番最初の思いが蘇って、すごくワクワクしています。
小学生だった僕の目を惹きつけたあの鮮やかな緑のユニフォーム、今も何ひとつ変わっちゃいない。
生まれて初めて見たカタカナの「う」に点点がついたあのチーム名、今も何ひとつ変わっちゃいない。
まぁ現実は厳しいんだろう。調子のいい幻想や理想が簡単に罷り通るほど甘くはないんだろう。
でも再びヴェルディを感じられる人生だなんて、最高だよ。最高すぎる。ありがとう。
サッカーが好きで良かった。本当に。



ちょっくら関係ない蛇足を。
ドラクエ5、僕の最も愛するテレビゲームがありまして。
大好きなシーン、思い出深いシーンなんて当然たくさんあるわけなんですけど。
今こうして歳を重ねて、今一番味わい深く胸に刺さるシーンを紹介させてもらいます。
主人公が子供の頃、自分の住んでる村にやってきて助けを求めている妖精と出会うんですね。この世界の妖精っていうのは心の清らかな人しかその姿を見ることができず、村人たちから全く相手にしてもらえない中、幼い主人公だけが妖精の存在を認識できた、という場面がありまして。
その後主人公が大人になり結婚をし子宝に恵まれた中、今度は自分たちが妖精に助けを求めに行くシーンがあるんです。妖精の村に繋がっていると言われる森に入っていくんですがその道中、主人公の可愛い子供たちは「お父さんあそこに妖精さんがいるよ」みたいなセリフを発するんですが、主人公の目には何も映っていないんですよね。
ドラゴンクエストってただのファンタジーじゃないんだよ。人生の儚さと、人生の美しさを説いてくれる。


なぜだろう。僕は魂燃やすヴェルディの試合を見ながら、何となくこのドラクエを思い出していた。
僕はあの時、栃木に住んでたんだよね。ドラクエ5Jリーグが大好きで、あの時の僕の人生の全てでした。
感謝しかないよ。今もこうして僕は生きているんだ。
ありがとう。



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