ずっつー

動画紹介します。
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このNPR Musicっていうチャンネルは良質なライブ動画もお届けしてくれてるんですが、それとは別に。
ヒップホッププロデューサーのフォーミュラを紹介してくれるシリーズ。
Salaam Remiは独特な立ち位置にいるプロデューサーで、メインストリームの中でストイシズムを兼ね備えて立ち向かえるような、貴重な存在。硬派だけど、ポピュラリティもある。
動画を見れば、ヒップホップ文化の面白さのひとつ、サンプリングの芸術と奥行き、美しさをわかってもらえると思います。
最後の"Tears Dry On Their Own"なんかはAmyのデモの段階で極まりつつあったのに、そこにもうひとつ魔法をかけて、メジャーレコードにしている。持ってきたのは、Marvin GayeとTammi TerrelのAin't No Mountain High Enoughで、失恋ドップリのデモがあって、そこへ逆にウッキウキの恋愛どハマりなモータウントラックを用意して、組み合わせている。原曲も悲哀の美しい様子があったけど、多分ラジオでの小さなスマッシュヒット止まりな感じはあった。サラームのプロダクションによって一気にビッグレコードに生まれ変わってるのがわかると思う。爽やかだけど後ろ髪引かれる感じ、未練タラタラだけど空元気みたいな明るさ、フラットな気持ちで明日を向いている健気さ、ここら辺の感情を全て含んでいるような気がして。つくづく偉大な仕事です。
こだわりがあったのに納得が出来ずブチギレてるエイミーも素敵。テンポを調整するのに苦労してブチギレてるエイミーも素敵。それでも最後は完璧にモノにするエイミーも素敵。We love you Amy.
このブログに何度も貼っている曲ですけど、まぁ初めて聴いたみたいなリアクションでまた聴いてみてください。
Amy Winehouseのクラシック。
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本当にすごい歌手でした。彼女の残したアルバムは3枚ぐらいしかありませんが、何度も繰り返し聴きましょう。オススメはファーストアルバム『Frank』。Tears Dry On Their Own収録されてないけど。
ついでにこの動画も貼ります。僕の大好きなトリビュート・ライブパフォーマンス。何回見たかわかりません。
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僕はBruno Marsもエイミーも大好きなんだけど、これを当時MTVで見て、胸を熱くしたというか、なんというか本当に興奮して、何か素敵なことを始めたいなっていう衝動に駆られちゃうくらいに。
2011年だったかな、家族でハワイ旅行したそのホテルで観てたから、あの時の幸せも込みで、より素敵な思い出。




最後にもう一言。
YouTubeでいろいろ見てたら、冒頭の動画にたどり着いたわけ。おーええやんと。
楽しませてもらって、それで公開日を見たら2020/05/09。おいマジか。一昨日か。
いやぁそりゃありがたいんだけどさ。
何にビックリしたかって2020年にもなって、2002年とか2003年とか2006年ぐらいの曲のプロデュースの話の動画が出てきてるんだよね。
いやぁまぁ僕も大変興味深く観させてもらって、すごく感銘を受けましたよ。
でも、なんか他にないのかっていう。新しい話題はないのか。
僕も2018年ぐらいから少しずつ、シーンを追えなくなってきてる。でかい興味を失ったのと、他の趣味が優勢になってきたのと、単純に体力がなくなってきたのと、まぁいろんな理由があってね。
NBAのTVゲームがあってそこに最新のブラックミュージックが収録されてたりしてて、そこに入ってる曲で知らない曲は毎作毎作なかったから、まぁ大丈夫かなみたいなのはあったけどね。
しかし昔はもっと漁ってたよなぁ。いろいろ手を出してたはず。いろんな人の新譜を耳にしてたはずなんだ。
Black Music Reviewとかmoluvとかのサイトが閉鎖になったりとかね、情報源がどんどん閉ざされていったのも大きいよ。
僕は昔ほど胸を張って、ブラックミュージック好きですとは言えなくなっちゃってた。
ついていけてないんじゃないかって不安はある。聞き逃してる新人とかいるんじゃないかって不安はある。
それなのに、新しい話題ってあんまりない。
現地アメリカのサイトに行ったって、載ってる名前は知ってる人だらけ。
中心となっているのは昔のアーティストばかり。未だに昔の人たちがシーンを支え、動かしている。変わっていない。
それって、どうなんだ。いいのか。
全然様変わりしてないっていうのは、どうなんだろう。
よくないっしょ。流石に。
これじゃあ先細りだ。革新のない世に未来はない。
突き動かせよ。震わせろよ。血走らせろよ。
ヒップホップは老いるだけじゃないだろ。


お別れにライブ動画を貼ります。
僕が唯一信頼している若手アーティストです。
若手と言っても2011年ぐらいにデビューしている29歳で、もう中堅どころだけどね。
Tyler, The Creator。今純粋に素晴らしいのは彼くらい。手放しで称賛できる。人にオススメできる。
どうぞ。
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