いいから家にいろ

けっこうたくさんの人が外を歩いていて嫌気がする。不要不急じゃないと本気で言えるのだろうか。


暇してるヒップホップヘッズは英語の勉強でもしましょう。
オススメのサイトはこちらです。Genius。
genius.com
昔はRapGeniusっていうサイト名だったんですが、いつからかラップ以外も扱うようになって、Genius。
どんなページかっていうと歌詞が載っていて、さらにビューワーみんなで注釈というか解説を付けられるのよね。
左上にあるSearch lyrics & moreに自分の好きな曲名を入力してみよう。
歌詞がバーっと載ってて、それで歌詞の一節にパソコンのカーソルを持っていくとポップアップが出て、みんなが作った解説みたいなのが出てくる。
「ここの一節は〇〇からのディス曲にあったフレーズを流用して変形させている」とか。
「ここの単語の頭文字を並べると〇〇〇〇となって本当の意味が浮かび上がる」とか。
「韻の流れなら〇〇という言葉がここに入ってきて意味も通じるはずだが、途中で思い留まって△△っていう韻も踏んでいない言葉に変えている感じがある」とか。
ありがたいことにアーティストさんたちもここのサイトを認知してくれてるみたいで、たま〜にごくたまに本人から解説が入ったりする。「あの時はこう思ってたんよ」みたいな。めっちゃ少ないですが。
この期に及んでクラブ通いしてるブレインレスどもは暇つぶしがてらGenius行ってみなさい。


以前このサイトをのぞいたらJohn Legendのインタビューが載っててタイトルが「Frank Oceanとの出会いと仕事」みたいな感じで。
フランク・オーシャンは僕の大好きなシンガーソングライターで、天才というよりかは仙人みたいな、そういう感じになっちゃった人なんですけど。
んでそのインタビュー自体は凡庸で(失礼)特に見所もなかったんですが。
文章の最後に関連ニュースみたいな感じで「フランク・オーシャン、Justin BieberのデビューEPに数曲の楽曲提供をしていた」って書いてあった。
うん。知ってた。僕JB好きですから。
でもまぁクリックするのが人情じゃない、こういう時って。
そしたら4、5曲あった中でトラックリストに残ったのが1曲だけだったとのこと。セッションは複数あったらしい。まぁそうじゃないですかね、大体の場合は。まだフランクもソロデビューしていない頃で、まずはライターとして名をあげたかっただろうから、このプロジェクトに積極的な姿勢を見せたんだろう。


アメリカのポップ史を振り返ると。
2001年にまずNSYNCが"Boyfriend"でThe Neptunesと組んで、そこからJustin Timberlakeの紹介でBritney Spearsの"I'm A Slave 4 U"が産まれ、翌年にはChristina Aguileraの『Stripped』とかJTの『Justified』とかが世に出るという流れで、基本的にはここの数年間で出来た流れが今に至っている。
白人のポップスターが、黒人の敏腕プロデューサーと組んで、よりエッジーな楽曲を作り出す。ポップスターだけど攻める。
ビーバーはティンバーレイクの"Cry Me A River"を歌ったYouTube動画でバズって、それでレコードディールに漕ぎ着けたんだけど。
ティンバーレイクとのディールか、あるいはUsherとのディールかの2択。
それで自分は『Confessions』というアルバムを愛聴してたからUsherにしたっていうことだったと思う。現代っ子ですな。
っていうか、じゃあCry Me A Riverはどこで覚えたんだよっていう話になるんですが、まぁええわ。
JBは歌唱力があるのはもちろんのこと、ブラックミュージックのしなやかさも持ち合わせている。
最初から素養があって、それゆえ違和感なく、いや違和感ないどころか自らのモノにしている。


僕が愛読していたフリーペーパー『bounce』でわりとプッシュされてたのよねJustin Bieberが。
舐めちゃいかんぐらいの感じで書いてあったから。
なので一応聴いてみた。あの声変わり前の2枚を。
一番好きな曲が"Bigger"。
この曲は鮮やかだし、わくわくさせられた。好奇心をくすぐる感じ。
僕が聴いたのは2010年かな。『My World 2.0』のタイミングで聴いたから。
で、翌年にTyler The CreatorからFrank Oceanという男を知って。
もう雰囲気が全然違った。一瞬で好きになる。
彼のことを調べていくとソングライターとしての活動を知って。
そして彼の携わった作品の中に、"Bigger"の存在を知って。
そうか、あの曲はフランク・オーシャンが関わってたんだなと知って。
あーだから好きになったんだなと、そういうことだったんだなとわかって。
こういうのがあるから、アメリカンミュージックはたまらないんだよね。


ということで、まぁ長い文章のわりには新情報もクソもない記事になってしまいましたが。
もう単純にフランク・オーシャン最高。ジャスティン・ビーバー最高。これでいいっしょ。
www.youtube.com
ちなみにフランク・オーシャンのデモバージョンが今年リークされてます。そっちもかっこいいけど、やっぱりジャスティンver.がオススメ。
... 一応貼っておこう。
www.youtube.com
いいわぁ、スムースでセクシー。最高。