No.17 『Da Realist』Plies

旬を逃すなということなのか、あるいは前作で失われてそうなハードコア性を再び見せつけるためなのか、わからんけどPliesの2008年二つ目のアルバムです。
短いインターバルでのリリースで言えば、Nasの『i am...』と『Nastradamus』が挙がりますね。あれは当初2枚組にするつもりが実現せず、4月と11月にリリースされたわけなんですが。
Pliesのは特に理由もなくガンガン出してるような気がします。6月と12月だからまさに半年だね。

さっきから周りをなでまわしてるだけの文章が続いてますが、申し訳ない。やっぱり、時間的な都合でじっくり聴き込めてないんです。第一印象しか書けませんが許してね。

さっきのNasのように、Pliesも『Definition Of Real』と『Da Realist』は明確な違いがあるよね。『i am...』はゲストが派手で何でもありのてんこ盛りなのに対し、『Nastradamus』は地味だが案外深い、という側面があったが、Pliesの2つもちょうどそんな感じだ。『Definition Of Real』は豪華ゲストが光るスター盤なのに対し、『Da Realist』は極力ゲストを減らしstreetとマス受けのバランスを再調整した上で、進化したラップを味わい深く披露した一枚と言えそう。

で、『Da Realist』について。
前作よりかはラップが聴けるようになったかな。やっぱり数多くの客演を重ねる毎に自らのチンピラ語りに磨きがかかったんでしょう。
クリスマスを意識したかもしれないキュート系のトラックでAshantiと華やかに絡む"Want It,Need It""Bust It Baby Pt.2"の役割を担うんでしょね。ってかDeele"Two Occasions"って使われすぎでしょ。
"Put It On Ya"R. Kelly"I'm A Flirt"風のトラックが気持ちいいよね。プロデュースはNO I.D.ですか。彼はホント素晴らしいな。どこまでも明るくポジティブなトラックは天性のモノなんだろうなぁ。今後もさらなる活躍を期待だね。