今回のブログはやたら長いのでオススメしません

112のSlimがソロアルバムを出したんですね。112自体はやや好きでファーストはたくさん聴きましたけど、他はあんまり聴き込んでませんね。まぁでもファーストだけでいいような気もする。

昔の曲を貼るっていう意地悪。しかもSlimのパートが少ない曲wwwごめん。
新作の方にはゲストとしてCarl ThomasとかMaseという有り難いお名前が並んでいて、そういう目配せって凄い大事だと思うよ。
そんで、とりあえず今度BiggieのB DayにBad Boy Family Reunionなるライブが行われるらしい。
参加メンバーはその112とFaith Evans、Lil Kim、Mase、The L.O.X.、Carl Thomas、TotalといったところとFrench MontanaにMario Winansの現メンバー。Marioは残留してるよな?ちょっとわからんけど。あとスペシャルゲスト枠にMary J. BligeJay-Zという無難なところ。Maryはいわずもがなで、Jiggaは会場がBarcleys Centerなのもあって参加してくれる感じか。Biggieのホログラム的なモノもありそうだし。ってか厳密にはLil Kimもゲスト枠な気がしますけど、それはちょっと真面目すぎるツッコミか。間違いなく錚々たるメンツ。
主な落選組or辞退組としましてはJodeci、Craig Mack、Black Rob、G. Dep、Shyne、Loon、Danity Kane、Cassie、Yung Joc、Cheri Dennis、Gorilla Zoe、Day26、Janelle Monae、Machine Gun Kellyあたりか。DreamとかDa BandとかB5あたりの謎バンドたちとかElephant Man、8Ball & MJG、New Edition、Boyz N Da Hood、Dirty Moneyとかの不遇組もいますけど。
あれやね、普通に考えてBiggieにつながりがある人たちを呼んだんだろうね。当たり前。
っていうかCraig Mackと言えばBiggieやろ。Biggieなしでは話にならなかったと思うんだけどね、あの人は今。

Mary J.が入るならJodeciもイケるはずなんですけど、どうも世間的にJodeciとPuffは結びつかない傾向がある。理不尽なまでにね。
Black Rob好きなんだよね。ラップが上手いだけじゃなくて、ユーモアがある。



別に優勝とかタイトルとかは無かったけど、時代ごとになんか好きだったチームっていうかロスターってありますよね。Nate RobinsonとBig Babyがベンチから飛び出て暴れまくってた頃のCelticsとか、DekiとFIgoとCambiassoとVeronが中盤を作ってた頃のInterとか、アレノザモトミツ時代のアントラーズとか、リグスとかラロッカとかガトームソンが奔放にやってた頃のヤクルトとか。

2000年ちょっとというか『The Saga Continues』時代のBad Boyのロスターが好きな人ってけっこう多いはず。重心は意外にR&B寄りで、Faith Evansと112が変わらず健在の上にCarl Thomasがスマッシュヒット、Cheri Dennisもいきなり良い曲をもらってるし、のちにリミックスで当てるMario Winansも控える充実の陣容。その一方でヒップホップ部門はやや地味ながらもBlack RobとG. Depというタフでスキルフルな二人にP. DiddyとLoonという優男?コンビ。ストリートからの支持を得たことはBiggie死去後一度もないPuffですけど、このメンツでもうしばらく続けたら話は変わってたかもしれんね。まぁBRとG. Depはタフすぎてどちらも牢屋にブチ込まれるっていう。ドン引きですけど。

まぁ元を正せばShyneさえいればっちゅうところなんだろうね。こいつもブチ込まれるからね。もちろん"不運"だったとはいえ、持ってない。

個人的にはShyneはあとほんのちょっと足りないラッパーなんだよね。もちろんラップはクソ上手いしフックも作れるセンスがあって、ストーリーテリングも抜群だしカリスマもオーラもあった。だけどちょっと凝り固まり過ぎな感じがある。凝り固まってるから、キャッチーさを追えない。そりゃ当時はBiggie声しばりだったのはわかるんだけど、もしそれがなくたってあんまり変わらないと思う。
実際Puffが頑張ってみたもののデビューアルバムはわりと単調な内容だったという事実。楽曲ひとつひとつのクオリティはトップクラスで単体で切り取ればクラシックなんだけど、あまりにも似たような曲が多すぎる。そこがアルバム総合の評価を落としてる気がする。
なんとかアルバムに広がりを持たせようとした結果が、"Bonnie & Shyne"とか"Get Out"ぐらいだからな。無理がある。
そこが物足りなさにつながる。やっぱり"Flava In Ya Ear"とか"That's Crazy"とか"Special Delivery"とか偉大だもん。そういうのがShyneにはない。

それでもなんとかバリエーションをということで、ハードコアの枠内に留まったものの、トラックの種類はいろいろ試されている。"It's OK"は普通のニューヨークものだけど、上に貼った"The Life"なんかは後の南トラップビートの先駆け的な内容でしょ音圧が抑えめなトラップだし、"Bad Boyz"なんかもGameの"It's Okay (One Blood)"につながっただろうしたぶん。"That's Gangsta"とかやっぱりウェッサイ感あるし。
そういった実に雑然としたビート群をあくまでもクールに威厳を持ってモノにしたという点で、Shyneは非凡なものがあるっていう。
ほめたいのか、けなしたいのか。
いやぁ、そりゃもったいないよ。ニューヨーク伝統のクールネスとハードボイルドスタイルがあって、さらに聡明で地に足がついたスワッグがあっただけに。

しかしながら出所後の声変わりにはビックリしたね。なんだアレ。アレが地声か。
あれか。かえぴょんスタイルか。いや、かえぴょんは「お天気お姉さんの時は声変わりするシステム」だから違うか。
あんな声じゃあ、ニューヨークっぽくないんだよなぁ。あれでクールにこなされても、たぶん笑っちゃう。
いったい何があったのか。
今のShyneの声を聞いてると、何となくDoc Riversを連想。


提督の知的な喋り方が好きっていうのは置いといて。
なんだろうね。声変わりか。
まぁなんでも良いので、とりあえずShyneさん仕事してください。
あと遠藤舞石田佳蓮佐藤ミケーラ倭子も仕事してください。
以上です。