これが日本シリーズなんだよね。全ての瞬間に意味がある。短いけど濃密に連なっていく物語。
簡単じゃない。簡単なわけがないよね。わかっちゃいるけど、何もかもずっしりと重たい感じ。
一歩一歩刻んでいこう。丁寧にしっかりと進むだけ。
頑張ろう。
- まずは梨田さんが元気そうで本当によかった。声はちょっとしわがれてましたが、見た目は変わらずダンディ。解説はけっこう直情型で、そこは中沢伸二さんとか谷繁とかのキャッチャー出身解説者とは違うスタイルなんだよね。まぁ近鉄らしいっちゃらしいし、理屈をこねくり回すイケメンとか面倒臭いもんね。出身高校が島根の浜田高校っていうことで、和田毅の先輩なんやね。イケメン高校ということか。
- 田中賢介の聡明さ。緻密で論理的で言語化にも長けている。メジャーも含めた経験値はもちろんのこと、日本一2回という実績がでかいよね。2016年も要所要所で凄まじかったもんなぁ。この人が日ハムの首脳陣に入る時が勝負だろうね。監督もいけるし、ヘッドコーチとしても完璧な人材でしょう。ファイターズは今後数年は育成モードになりそうですけど、いいタイミングで入閣させたいところだね。
- ちなみに今日の審判は普通でした。そんなに気になりませんでしたよ。
- 第2戦の始球式を務めたハイパー可愛い吉高由里子さんに対抗して、今日の始球式に同じくハイパー可愛い真中満さんを持ってくるという名采配。だいぶ置きに行った投球でしたが、可愛いのでセーフ。サンキュー満。
- 満の目の前で負けるわけにはいかねぇよな。
- 最初の2試合のヒリヒリした熱戦と比べたらお互いにミスもあったけど、終盤までもつれるシーソーゲーム。
- まず何といっても泰稚。よくやった。再び勝ち越されてチーム全体が気落ちしている中、しかも相手が満塁で代打AJという勝負手を打って来ている中での投球。球も走ってたし、コントロールもビタビタに決まってたね。スライダーもフォークも安定してて、ノーミスで三振切り。逆転直後のイニングも回跨ぎも危なげなし。ゾーン内でガンガン勝負できる凄まじい充実っぷりで、大事な大事な第3戦勝利へと導いてくれた立役者の一人。素晴らしい。ブルペン陣の中で貴重な2015年シリーズ経験者でもあるんだ。ありがとう、本当に頼りになる。次も頼むよ。
- そしてミンゴ。ナイスバッティング。ナイスすぎるぜブラザー。前2試合とも好投していた吉田凌が出てきて、喰らい付いていかないといけない。藤川球児が第1戦の解説で言っていた「変化球に対して一呼吸待ってからのバッティングこそサンタナの最大の魅力」みたいなのがあって、確かに吉田凌のクセのあるスライダーはミンゴおあつらえ向き感はあるかもしれんっていうのはあったけど、それでも初見で一発で仕留めてくるその集中力と勝負強さですよ。本当に素晴らしい。相手守備の乱れを突いてホームに頭から滑り込んだ走塁もナイスでした。サンキューミンゴ。次も頼むよ。
- 青木の状態が上がって来てますね。どんどん集中力が増してるし、バファローズバッテリーの特徴や傾向を掴みつつあると思う。毎度毎度突破口を開いてくれるすげぇおじさん。ホントありがとう。次も頼むよ。
- そしてやっぱりスコット。先日はゴメン、むちゃくちゃ言ったよね。ゴメン。
- これは日本シリーズだ。甘くない。そりゃそうだ。逃げることはできない。試練は必ずやってくる。
- でも、試練は乗り越えるためにある。何度でも立ち上がって、何度でもぶつかっていくしかない。
- 恐れを受け入れ、勇敢に立ち向かったスコット。光り輝くセーブ。ありがとう。本当にありがとう。共に行こう駆け抜けろ青春。次も頼むよ。
- 丈の姿が依然なく、不安です。慌てることはないけど、ひょっこり帰って来て欲しい。
- 今日の代打の感じを見る限り、現状は丈のバックアップとして坂口さんが機能するから大丈夫だ。調子良さそうな気がした。バットコントロールも良さげだし、動きがキレあるからね。あのシャープさがあれば、まだまだ見せ場を作れると思う。大いに期待してます。
- 哲人もそろそろ底は抜けられると思う。4打席中3打席はいい感じでしたから、そろそろだね。他のみんなが打つ日は打たなくていいんで、みんなが打ててなくて苦しい時に打ってくれればいい。それがチームリーダーフォルムっていうヤツよ。期待してます。
- ムネも塩見も守備の動きは良いから、心配してません。そのうちピッタリハマる時が来ると思うから、そこで思いっきり暴れてくれ。期待してます。
- 挨拶がわりのフォアボール、犠打を挟んで、挨拶し足りなくてもう一回フォアボールのアルバート兄貴はちょっと心配ですが、ベンチで結構あっけらかんと呑気にミンゴとかと喋ってたんで、大丈夫そうやね。期待してます。
- 田口も相手を打ち取ってはいたからね、何も反省することはないよ。次も期待してます。
- 手強いなぁオリックス。いろいろな方向から攻撃してくるからね、簡単にはいかない。
- 紅林から得点が生まれるケースが多い。やられてるのは追い込んでからのストレートなので、ちょっと考えても良いかもしれない。
- 宗にも再びやられてしまった。落ちる系のボールをミートする技術、あれ凄いね。マクガフのスプリットも、ライアンのチェンジアップも平然と捉えていて、難しい相手だ。田口のスライダーは空振り取れてたけど、あれは少し高めに抜けたから上手く行ったのだろうか。強力なポイントゲッターですから、何とか対策したい。
- あと若月だね。打撃の内容がいいよなぁ。下位でチャンス作って宗、吉田正尚、ラオウで得点っていうパターンだからね。安達や伏見とかも含めて下位打線もより警戒しないとね。
- 球数が嵩んだこともあって早期降板となった田嶋ですけど、やはり好投手でした。面構えがいいね。淡々と己の仕事を遂行していく感じは涌井秀章を彷彿とさせて素晴らしいし、打席で三振した時の隠し切れない負けず嫌い感も素晴らしい。伸びしろもたっぷりあって、今後も要注目のピッチャーです。もう1回どこかでリリーフ登板とかあるかもしれないから、その時はしっかり集中して少ないチャンスを仕留めないとね。
- K-鈴木も厄介だよなぁ。相変わらず球はえーし、最後チックから三振奪ったフロントドアとか凄かったね。あれを繰り出されたら右バッターお手上げでしょ。何とかしないとな。
