おかげで眠い

昨日久しぶりにタワレコへ参ったんです。目的のブツは2つ。今更すぎるけどようやく出たTrouble Manの国内盤、そしてSoulacoaster: The Diary of Me。特に後者をすごく楽しみにしてたんですが、予想をはるかに上回る満足。一日で読了しちゃいました。

ブラックミュージックを愛するものならば、R. Kellyの自叙伝を読まないわけにはいかないでしょ。
まぁゴーストライターの手による文章なんで丸ごと真実とは行かないだろうけど、いくらサービス精神の塊であるKellsとは言ったって、天国から見守っている母の前で安直な嘘をつくはずなどないとか信じたくなるぐらい、なんだかいろいろ認識も改まりましたね。

言うまでもなく天才、鬼才であるんだけど、そこからさらにスピリチュアルであったりドラマティックであったり。特に彼の人生のドラマティックっぷりと言ったらビックリさせられる。
スーパースターゆえにドラマを呼ぶのか、ドラマを呼ぶからスーパースターなのか。
もちろん人間おのおの多かれ少なかれドラマティックな瞬間があるだろうけど、Kellsのそれはあまりにもアーティスティックで鳥肌がたつ。
彼の唯一無二の感性から紡ぎ出される数々の名曲たち、そのひとつひとつにまつわるエピソードが本当に面白い。(個人的にCharlie Wilsonの件は感動すら覚えた。オススメ)

ブラックミュージックを愛する全ての人に読んでほしい。そして、ブラックミュージックの世界にはこんなスーパーマンがいるんだと誇りを持ってほしい。

まだまだ46歳。もうこの先のR. Kellyが楽しみで仕方ない。今すっごくそんな気分である。