Sky's The Limit

まだまだユニット名のことで落ち込んでいるんですが、まぁ置いといて。
ついに行われましたね、NBA Draft 2014。
近年では屈指の豊作との呼び声高いということもあり、僕も生まれて初めてこんなにNBAのドラフトにのめり込みました。仕事は9時からなんですけど、今日は職場でスマホをガンガン働かせてCelticsのピックまで生で見ました。
今日を迎えるまでホント休み時間とかもひたすらドラフト関係のサイトを漁ったりとかして、こんなの初めてやからね。



せっかくなので上位陣で注目のメンツをテキトーに紹介したいと思います。
僕も別にNCAAとか細かくチェックしているわけではないし、得た情報というのもNBADraft.netだったりDraftExpressだったり2ちゃんだったりとショボいもんなんですが、まぁちょっとしたまとめサイトみたいなものだと思って気楽に見ていただければ。英語が苦手な方でNBA好きの人とか向けにね。




No.1 Andrew Wiggins (Small Forward/Cleveland)

いろいろと耳を塞ぎたくなるようなトレードダウンの酷い噂も多々ありましたが、結局は落ち着くところに落ち着いたっていう印象です。もちろんJoel Embiidの故障があったからなんですが、僕はとにかくWiggins推しだったのでホントよかった。
なんといっても運動能力。余裕のあるドリブルワークはT-Macを思わせ、しなやかに空中を滑空する姿はScottie Pippenのよう。ペネトレイトのみならずシュート力も水準以上のものを持ち、長い腕を活かしたDも現時点で及第点を軽く超えてきます。前も書きましたがボールハンドリングとフリースローは課題であり、それ以外にも細かい要素で改善の余地を多く残していますが、その底知れない無限の可能性は空をも突き抜けるほどであり、ホント指名してくれてよかった。めっちゃ嬉しかったよ。
あの日以降何ひとついい話題のないCavsでしたが、こんな大きな希望を手にすることができたんだから、これからが楽しみでしょうがない。LeBronのことも含め、注目です。
まぁ、あの服はないけどね。なんやアレ。



No.2 Jabari Parker (Small Forward/Milwaukee)

「本当に君がほしいと伝えてくれたからミルウォーキーに行きたい。地元も近いし」っていう発言をドラフトの何日か前にしてて、コイツ何言ってんねん何様やと思いましたが、こちらも双方の思惑通りの結果になりました。
Jabariは最もNBA-readyと言われており、完成度が非常に高い選手。特にオフェンスは安定感があり、今からNBAでプレーしても20点を超えるアベレージを残すとさえ言われています。アスレティックではないものの得点パターンの多さが持ち味で、体型も含め思い出されるのはCarmelo Anthonyといったところか。
ただ悪いところも似ていて、太りやすい体質とディフェンスレスなところは看過できない弱点。Syracuseを優勝に導いたMeloに対し、Dukeで特に実績を残せなかったJabari、っていう不安もありますが。
まぁ問題なくやれそうな感じはあります。Jabariの1番の長所は顔 (No Homo)。なんと言うか、とても引き締まった顔をしていて、もう見るからにgo-to-guyな顔なんですよね。
顔を見ればわかるよな。どんな人間か。
まぁWigginsのbabyface killer感も嫌いじゃない。それはそれでわくわくする。



No.3 Joel Embiid (Center/Philadelphia)

ESPNNBA Draftをやってて、その中でアナウンサーが舟状骨とはどこの骨かを懇切丁寧に説明していて、やっぱアメリカ徹底してるわと笑っちゃいましたが。
どう転んだって全身に不安要素がある中で、それでもやっぱりこの順位で指名されるんだから、ほんと7フッターって貴重なんだよな。
高さはもちろんフットワークも軽やかで、将来はドリームシェイクっぽいこともできるんじゃないかという期待がされています。バスケ経験の不足から来る甘さも残しているものの、現段階でも通用しそうなサイズとスピードがあり、その上でまだまだ成長の見込みがあるわけで、これまたとんでもないプロスペクトなわけです。
あんまり焦ってほしくないし多分焦らせないと思うんで、見られるのは来年以降だと思われますが、まぁ楽しみに待っていましょう。帰って来たらNerlens Noelとの強烈なコンビになるかも。



No.4 Aaron Gordon (Power Forward/Orlando)

ここは少しサプライズな感じがありましたね。確かにここ数週間で俄にGordon評は上がっていましたが、これはある程度の驚きを伴う指名だった感じです。まぁMagicのメンツを考えたら1番よりは4番の方が必要な気もしたし、違和感はない。
見た目やプレースタイルのためにBlake Griffinと比べられたりするんですね、まぁあの人ほどのとんでもないバネは持っていないんですが、ダイナミックで豪快なプレーは確実にチームにエネルギーを注ぎ込んでくれます。アリーナを盛り上げる人気者になりそう。
フリースローのパーセンテージがやたら低くて大丈夫かっていう話を見た気がします。あとは、このプレースタイルのままNBAで通用するのかというところですが。
指名されたあとのインタビューも感じがよかったし、さらっと爽やかに闘い続けるかもしれん。
なかなかいい指名だと言えるんじゃないでしょうか。



No.5 Dante Exum (Combo Guard/Utah)

Jazzがどう指名してくるかが結構わからなかったんだよね。チームニーズが見えづらいというか、いなくはないけど物足りない的な感じだったんで。
そんな中で当初は4位でMagicが指名すると見られていた実力者Exumをチョイス。
コンボガードと書きましたが本人はポイントガード志望。持ち味はそのサイズで、長いストライドを活かして悠々と駆け抜けていく姿はなかなかに気持ちいいものがある。大きなウイングスパンや広いビジョンなどいろいろと武器を持ち合わせていて、巨大なポテンシャルを感じさせる選手だと思います。
オーストラリア出身で、NCAAとかで確認できずで未知数であることが一番の懸念材料なんですが、逆にそれが半端ないミステリー感とわくわく感を産むわけで、これまた楽しみな逸材であることは間違いありません。
エポックメイキングな1番になることを期待しています。
Utahは23位でRodney Hoodも指名しており、なかなか実りあるドラフトになったんじゃないでしょうか。



No.6 Marcus Smart (Point Guard/Boston)

ここらへんも順当ですね。コンバインでの評判もよかったし、Celticsは揺るがず指名した印象があります。
この人はソフォモアなので武器が磨かれています。切れのあるドライブ、横幅もある体躯と優れたバネを活かしたリバウンドの強さ、あのWigginsすら封じ込めるディフェンス。常時トリプルダブルを狙えるような、それでもJason Kiddのような正統派ではない、かなりのオリジナルなポイントガードであります。これだけの武器があれば、NBAで失敗することはないのではないだろうか。
2年間ありながらアウトサイドはほぼ成長が見られないのが最大の欠点。精神的にも幼いところがいくつか見受けられるんですが。
熱く気持ちを表現しながら闘えるタイプの選手。これから自信を付け、リーダーシップをとれるようになれたらいいなと。
まぁ、この指名でRondo放出は既定路線になったと言えるでしょう。Kevin Loveなのか誰なのかはわかりませんが、上手くやってほしいところであります。寂しさも覚えますが。
いよいよBig 3時代最後の生き残りもいなくなり、そして再建へ。



No.7 Julias Randle (Power Forward/LA Lakers)

ここも予想通り。
エネルギッシュな4番でして、ちょっぴりトゥイナーではあるんですが、それを補うだけの激しい運動量で精力的に闘う選手です。まったく活気がなかったLakersに魂を吹き込む可能性があると思います。
僕は勝手にコイツは地雷だろうと踏んでたんですが、意外とトーナメントを頑張ってたみたいだし、今日見たら笑顔もスター性を感じたんで、実はけっこうやりおるかもしれん。



No.9 Noah Vonleh (Power Forward/Charlotte)

上位指名が予想されていたんですが、けっこう落ちて来て9位。これも少し意外だったか。
タッパはそれほどでもないんですが、スタンディングリーチとウイングスパンに優れたものがあり、スピードも平均以上のものを備えていて、理想的な4番像を満たしています(ギリギリ5番でも使えそうか?)。シュートタッチも柔らかく、ストレッチ4の道も十分に考えられます(顔がChris Bosh似なのも個人的に期待させるんだけど、現地ではどうなんでしょう)。
でもこの人は完全に素材型。トップレベルの武器はブロックぐらいなもので、それもまだまだ荒削りで確固たるものでもない。
もうまさにロマン枠。だけど、この人がモノになったら凄まじいだろうな。
いい加減MJのギャンブルもひとつくらいヒットするかもしれん。チーム名もあらためてHornetsに戻り、流れが変わることを期待しましょう。




こんな感じです。これくらい。
他で言うと、Kyle Andersonを指名したSan Antonioが勝ち組かもしれんね。And the rich get richerとか書かれてましたが、このチームは粘り強くひっそりと生き残り続けるのでしょう。
Zach LaVine&Glenn Robinson IIIを指名できたMinnesotaも悪くないかな。



とにかく楽しみだね。まずはサマーリーグか。
Bennettも頑張れよ。まだまだ間に合うんだからな。