King Gnu Dome Tour 「THE GREATEST UNKNOWN」参戦

ネタバレあり。




アルバム発表時には色の薄かった曲が、ライブによって生命を授かる感じ。
なんてことないインストだった"DARE??"が、常田大希の小粋なラップによって滋味あふれる逸品に生まれ変わったり。
軽いタッチの小品だった"2 Μ Ο Я Ο"が、演奏隊の確かな技量によってよりグルーヴィーなファンクとして存在感を増したり。
ドリーミーなサイケ"IKAROS"が、輪郭をくっきりさせることで"サマーレイン・ダイバー"のようなスタジアムスケールを獲得したり。
聴き応えいっぱいのライブパフォーマンスに胸を打たれながら、なるほどこうやってアルバムが本当の意味で完成していくんだなと納得させられた。
ロックバンドたるもの、ライブのために活動しているわけで、ライブにて完結するというのは、極々自然な話である。
いろいろと納得させられた。



個人的ハイライトなんてそりゃめちゃくちゃたくさんあるんですが。
やはり中盤の"2 Μ Ο Я Ο"〜定番ブレイクビーツ"Top Billin'"のドラムパターンで締め〜"Vinyl"は激アツすぎました。Top Billin'はもう本当に定番中の定番のブレイクビーツで、このドラムパターンを使うアイディアは常田によるモノなのか勢喜遊くんによるモノなのか、わかりませんがやっぱりヒップホップ好きなのねとわかってそれは嬉しかったよ。会場の中でオレ以外にTop Billin'やんけと思った人いるんでしょうか。
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あと"硝子窓"がライブ映えして最高だった。すごくドラマティックに響いた。
もちろん"BOY"最高だし"雨燦々"最高。"Slumberland"は相変わらず神、"Teenager Forever"神とか言ってたらキリがない。


こうして夢中になれる音楽を作ってくれる貴方たちがいなかったら、もっと味気ない人生になってたよ。
ありがとう。ひたすらサンキュー。