#5 "Shine On" アイドリング!!!

はじめて聴いたときには全然好きじゃなかったんですね。みんなの声がうわずってるかのように聴こえるし、この内容ならもっと重みを出してほしかったし。
まぁでもあれかな、おれたちのたたかいはこれからだ的なムードで、勇ましく、目には涙をいっぱい浮かべながら、でもなぜだか笑顔で、そのまま夕陽に照らされながら、まっすぐ歩いていくような、そういうことなのかもしれん。
2013年のナンバリングライブで初めて披露され、意味深な歌詞の指し示す内容はライブの最後に明かされたわけですが。
思えば、年始に出たGold Experienceの大ラスであり、2014年を暗示するかのような、そういう風になっていて。
ほんとね、なんちゅう苦しい一年だったのでしょう。楽しいこと嬉しいこといっぱいあったというのに、思い出されるは儚くて美しい別れのシーンばかり。
悲しくて、胸が苦しい。そんな気持ちを心の奥から呼び起こすようなそんな曲だというのに、いつのまにかすごく大事な曲になっていた。
この曲があるから、あの日のことを忘れないでいられるし、あの日の気持ちがよみがえって、また次へと向かっていける。
結果的には、今年のアイドリング!!!を象徴する、そんな曲へと成長しました。ライブとともに成長したよね。



各卒業ライブもそうですが、中でも印象深かったのはニコはちにおけるゆりっぺのソロ。この大曲をまさかのひとり、不安しかないイントロと悪ふざけ以外の何者でもないポージング、そこから一転して美しく華やかに彩ってみせた力強くて見事なパフォーマンス、もう本当にすごくて絶賛絶賛ですわ。まいぷるなき今のアイドリング!!!のライブを私が花いっぱいに咲かしてみせたるっていう悲壮な決意が見えて、そしてそれが完璧に上手くいって、本当によかった。
絶対に見てないでしょうが、まいぷるさんも喜んでると思います。
今年の夏を飾った、とても印象的な名唱でした。




↓ゆりっぺの名唱もよろしく
https://www.youtube.com/watch?v=KHp7Gr8OJQs