No.15 "明日こそは it's not over yet" KIRINJI

なんかさっきまで長々と書いてたんだけど、消してイチからやり直し。
難しいね。
なんというか高樹の音楽について文章を書くっていう行為が、音楽の前だと物凄く陳腐なものになってしまう。圧倒的な音楽が全てを雄弁に語ってくれるので、解説とか感想とか書いたところで意味を持たなくなってしまう。
まぁでも何か書くよ。テキトーに。
高樹がブライアン・ウィルソンとかドナルド・フェイゲンと違うのは、時代を感じようとしているところ。1969年生まれのおっさんで、もう既に見事なキャリアを刻んでいるにも関わらず、絶えず変化を続けている。変化を恐れないどころか、変化に意義を持たせてくる。
音楽という文化を正しく理解している人なんです。だからどのようなジャンルの音楽であっても瞬間で本質を感じ取ることができる。
インタビューとかラジオの書き起こしを見て、あらためてビックリする。モータウンとか阿久悠とか大瀧詠一だけじゃなくて、Mark RonsonとかDrakeとかw-indsとかにも言及できるんだから、尋常じゃない。
なのでどんなアーティストさんでも曲作りに困ったら、堀込高樹を当たってみてください。もし気に入ってもらえれば、どんなジャンルであっても最高の曲を作ってくれるかもしれません。
気に入ってもらえれば、ですよ。


さっきテキトーに読んでたら、息子と一緒にフジロックに行ったらしくて、息子の目当てはKendrick Lamarだってさ。ケンドリックかよ...
しかし高樹の息子もだいぶ大きくなったってことだから。
これは期待できますね。素晴らしいアーティストになる素質が間違いなくあるので。
プレッシャーはかけたくありませんが、ひっそりと楽しみにしてましょう。