自分が今何ができるかを考えて

まぁ偉そうなタイトルをつけちゃいましたが、そんな大した話じゃないです。



一個願っていたことがあって、それがこのままじゃあ叶わずに終わりそうな雰囲気になったんだよね。絶望を悟り当然深く深く落ち込んだんだけど、まぁそういうこともあるだろう人生なんだしと自分の頭に働きかけて、わりときっちり気持ちを切り替えをした上で、貴重な日曜日を大切に過ごしていた。
午後になって頑張ろうモードに切り替わった僕は相も変わらずいろいろ手をつけたりしてて、そのタイミングでふたつの願いが生まれたんだよね。こうなったらいいなぁと思うことが二つできた。
一個は完全他力、一個は自力と他力の合わせ技。
自分の作業をやりながら、完全他力の願いの行方を見守っていた。
あとちょっとだった。本当にあとほんの少し。
最後の最後にひっくり返って、結局叶わず。もちろん僕の力の及ぶものじゃなかったからしょうがないんだけど、いやぁまさかね。あんなことがあるなんて、誰も思わなかったよ...
と、そのタイミングだった。
僕の携帯電話が急に鳴り出す。完全に油断していた。
通話に出て、名乗りを聞き、その内容を丁寧に確認する。
いや、正直言うと確認しなくてもわかる。名乗り元の名前を聞いた段階でほぼ確信していた。
って言うかもっと言えば、こんな時間にこんな僕にかかってくる電話なんて、どう考えてもひとつのケースしかない。
説明しよう。
実は一番最初に書いた一番最初の願いがまだ終わっちゃいなかったのだ。自分の中で勝手にタイムリミットを正午過ぎぐらいに設定してたんだけど、電話が来たのは午後4時。
物欲センサーが切れてたわけじゃないけど、気持ちは結構フラットというかニュートラルというか。
信じてたくせに、信じられないような現実。
叶った。


今日こんな内容の電話が来たらいいなぁなんて祈ったものの、いやぁそうは言うても厳しいだろうと、期待してダメになるのが一番堪えるよと年老いた経験則が僕を捉えた日曜の朝。
でもそう言うのはもうやめよう。今まで気のないフリをして無心を装うフリをして、それでも結局ダメだったんだから。
今回は最初からガンガン行こう。最初からガンガン意識するし、最初から真正面に向かい合う。
信じるしかない。信じようって。
そういう心のやりとりが自分の中であったんだ。だからこそ今回もまたダメなのかぁって昼頃に深く深く落ち込んだんだけど。
しかし最後に叶った。
最後の最後。これが本当のラストチャンス。文字通り最後だった。
いやぁよかったホント。よかったよ。
通話相手に感謝の気持ちを伝え、静かにガッツポーズ。奥川恭伸が当たった時みたいな狂喜乱舞のガッツポーズではなく、ごくごくシンプルで形式的なガッツポーズだった。今までの長い戦いに精神的に疲れてたからね。
ケータイの電池が20%を切っている。ワイヤレス充電器の上に携帯電話を置き、あらためて自分の机に戻ると、さっきまで進めていた自力&他力の願いが残っていた。
自力パートが終わり、最後の他力の様子を見守る。
結果は微妙。成功とは言えない出来に、苦笑いを浮かべるしかない。
祈り弱かったもんな。全然気持ち入ってなかったし。それじゃあ無理だ。


人事を尽くして天命を待つ。結局これに尽きるのよ。
一喜一憂はちょっとぐらいあってもいいけど、大袈裟にはしない。
とにかく賽を振れ。そこから先は神様しか知り得ない未来。
なんだかんだ、収束していくものである。悪いことと良いことは半分ずつくらい。
時間は大切。充実しよう。