2020年の良かった音楽 pt.3 (fin.)

どうぞ。これが最終回。
"People Watching" Cee-Lo Green
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何というかモータウン風味。ちょっとスティービーっぽい演奏もある。
大した曲じゃないんですが、やっぱりこういうのは好きだね。幸せになれる。




"Be My Guest" Trey Songz
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席を外してる間にシーンは大きく様変わりし、男性R&Bソロシンガーとか絶滅危惧種になってしまった。
Trey Songzはセンスがあって好きだったんだけどね、一体どこ行ってたんだテメェ。
どこかオリエンタルな風情のあるトラックは、かつてTreyが客演してサビを歌ったLudacrisの"Sex Room"っぽくていいね。
メロディもムード作りも相変わらず秀逸で、見逃せない才能です。




"Stimulus Check" Jeezy
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すっかり大人しくなってしまったJeezyですけど、最新作はわりと意欲的な作品でした。
叫べない代わりに手を替え品を替え創作していく姿は立派ですが、まぁ持ち味が活きてる場面はあんまりなかったかな。
そんな中、この曲だけは最高でした。往年のJeezyっぽい豪華で強いトラックに負けじと食らいつく感じは、唯一にして最強の解答と思った。
GFK路線でいいよ。
これからはこういう曲ばっかり作ってください。




"The Valley Of The Pagans" Gorillaz featuring Beck
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Beckという唯一無二の孤高の才人による味付けがしっくりとハマる。ぴったりすぎる。
サビもfeels so good言うてるし、名曲Feel Good Inc.のバージョン2.0と言ったところか。
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あれは哀愁を備えてたハイパークラシックでしたが、あれをもうちょいダンサーに振るとこうなるって感じか。
今回もまた名曲。いいね。




"GO TO タイムトラベル" 後藤輝基 (フットボールアワー)
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正直フット後藤のマジ歌は昔からそんなに好きじゃなかったんですが。
この曲は素晴らしい。設楽も言ってたけど間違いなく過去イチの出来。
フット後藤特有のブランキー愛溢れる歌唱に加えて、巧みで唸らされるワードプレイも展開。中盤のジャズブレイクも最高極まりないし、最後の最後まで飽きさせない、完璧なマジ歌になっている。
新古今和歌Shootingとか、天才にも程がある。最高。




"先輩" ハナコ
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近年のマジ歌はひたすらゴーストライターに制作してもらうばかりで、しかもそれを隠すつもりもない感じでやってるのが非常につまらなかったんですが。
このハナコの歌は、まぁこれもいくらか多少ライターさんの手が入っているんでしょうけど、チープで手作り感あるけど温かい人情風情が往年のマジ歌っぽくて、そこは岡部&秋山のプロデュース力に感謝。
あまりにも鋭利にエッジは利かせつつも哀愁があって人情味溢れるのがマジ歌選手権のイイところであり、ゴッドタンという番組の良さでもある。
まぁ曲は中盤以降若干ダレますが、イントロの響きとサビのハモりが素敵で、ついついリピートしちゃいます。
ハモりを担当したのは菊田ですかね。未だ謎多き怪物の存在は、今後のハナコに混沌をもたらすエックスファクターになりそうで興味深い。
秋山のラップ風パートもよきよき。
リードボーカルの岡部の存在感いいね。頼り甲斐があってカッコイイ、お笑い第7世代屈指の有能。いい男です。




最後にもうひとつ、この曲で今年を締めくくりましょう。
"この道わが旅" すぎやまこういち
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名曲ぞろいのドラクエ2のラストを飾るこの曲は、ドラクエ11のラストにも流れるんですけど。
本当に名曲中の名曲。
涙。涙。ありがとう椙山先生。