Dear 大志

まさかこんな日が来るなんて思わなかったよ。本当に悲しかった。
身を引き裂かれる思いってこういうことなんだと、心底理解した。
僕だけじゃない。スワローズファンみんなが夢を抱いていた。
スケールがあって華があって絵になって。
基本は大体ポンコツで。
でも時々とてつもなくでっかく輝いて見せて。
一歩一歩の刻みがすごく嬉しくなるような、最高のロマンだった。
何年かかろうが待つつもりだったよ。スワローズファンはみんな我慢強いから、いつまでも待てるんだ。
自ら夢を捨てるような、そんなつまらない大人にはなりたくない。
プロ野球ファンとして、夢ぐらい見させてよ。夢見たっていいじゃない。
それなのにさ。
夢を与えるどころか、夢を捨てるっていう。
自分が応援していたチームが、こんなにもつまらない球団だったなんて。
僕は本当に悲しかった。


さよなら、大志。また会おう。
死ぬわけじゃないし、また近いうちにその姿を見られるでしょう。
たとえ違う球場にいたって、たとえ違うユニフォームを着てたって、僕の大好きなプレイヤーであることに変わりはないんだ。
ずっとずっと応援してるよ。
最高の野球人生になるよう、心から応援してる。
頑張れ。