2023年の良かった曲をいくつか

うーい。






"JR東海「会いにいこう」feat. 賀来賢人"
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飾らずまっすぐに歌っていてそれがやたら胸を打つ。そう考えると歌唱テクニックとか心底どうでもいいわな。自分の声で真心こめて届けるのみよ。
何となく賀来賢人ってTopCoatだと思ってたわ。違ってアミューズ→フリーらしい。無知はあかんねゴメン。




"頬杖" by Bialystocks
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鬼才コンビの柔軟剤名曲。美しくて繊細。情緒豊か。素敵。




"あかつきリロード" by aiko
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ドラマの主題歌だったのね、そんなこと全く知らなかったよ。
色っぽくありつつ、同時に可憐な感じもあって、奥が深い。




"ときめきpart1" by スピッツ
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今も変わらず現役で居続けてくれる、しかもわりと最前線に近いところで。
流石に見た目は老け込んで来ていますが、いつまでも鷲掴みしてくれる。
長生きしてねマサムネさん&みなさん。




"Tarantula" by Gorillaz
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Gorillazはもっと称賛されるべきだろうね。アナザークラシック。
ファンキーでグルーヴィーなネクストレベル。
まさかあの中からDamon Albarnが未だ一人チャートを制し続けるなんてね、一体誰が想像したでしょう。ラストマンスタンディング。
ブリットポップなんて完全に死語になり、ライバルというか敵わない存在だったギャラガー兄弟なんて今やただの御意見番でしかないというのに。
諦めず最後まで頑張り続けるのみよね。そりゃもう。




"A Change Is Gonna Come" by T-Pain
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カバーです。まぁこの余りにも偉大すぎる名曲が悪くなるわけがないんですけど当たり前に。
誰かがカバーすることによってまた改めてキッカケになるんだから、いいことだ。
みなさんサム・クックver.も復習しておいてくださいね、お願いします。
重く切実な歌詞だけど、すぅーっと身体の中に入っていく、伝説の名唱。
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"Take 'Em Out" by Swizz Beatz ft. Jadakiss, Benny The Butcher & Scar Lip
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僕のメモ帳にこの曲が記載されていて、感謝。こんなゴリゴリなヒップホップもラインナップに名を連ねた方が幅が出て良い。
まぁそんな大した曲でもないんですが、SwizzのクレイジービートとJadakissのラップは相変わらず最高。
最近のハードコアヒップホップはどんな感じなんですかね、将来楽しみな若手とかいるんでしょうか。
ほんと、日本のお笑い界とアメリカのヒップホップ界は全く同じ。偉大なる先達がいて、そのおかげでメインストリームに鎮座することができて、有象無象がその流れでお金稼ぎができたんだけど、トップ層は全然退かないし、粗製濫造なテキトー作品で溢れかえり、文化的な成長が何ひとつ成し遂げられないまま、加速度的に廃れていく。
一応お笑い界は退廃の象徴的存在だった松本人志がとりあえずは玉座から降りて、令和ロマンを筆頭にさや香真空ジェシカとかカベポスター、あとはラランドのような知性溢れる新興勢力が出てきて可能性を示しつつあるけれども。
ヒップホップ界はね... もう別にどうにもならないんだろうな。




"Traffic Jam" by Cee-Lo Green
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これもね、まぁ悪くはないけど、やや凡庸な気もする。かつてのFuck Youみたいな名曲には到底及ばない。
ただまぁせっかくだし載せておくよ。
Fuck Youも久しぶりにどうぞ。あと個人的に好きなファレル製名曲も一緒に。
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"Pancakes & Butter" by Jason Mraz
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器用すぎていくらでも新しい側面を出せてしまう人なんだよね。それが却ってアイデンティティの欠如みたいになってしまってるかもしれんけど、そこも含めてそういう人なんだよと、スーパースペクタクルな人なんだからありがたい限りよ。
キャリアも長くなってきましたが、それぞれの時代にその時々の作風があって、色々な形をしたフェイバリット曲があるっていう。彼もまた過小評価されてる側の人間だよ。もっと褒めていい。もっと聴かれていい。もっと歌われていい。
ライブバージョンもやはり絶品。凄まじい人。
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ついでにたくさん貼っておこう名曲たち。全部違って全部いい。金子みすゞ的な。
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"日常" by Official髭男dism
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細かい不満点はあって、サビが弱いとか、歌詞に「不細工」とか使うなよとか、まぁ一応不満もあるにはあるんだけど。
初めて聴いた時、イントロの美しいリフだけで心を奪われてしまった。
前向きな思いと同時に、ちょっと疲労や倦怠感も感じさせるようなサウンドメイクが、いかにも現実的で良かった。
お互い大人だし、馬鹿みたいに空元気な能天気ではいられない。かといってむやみやたらと不平不満や悪口を連ねるのも、それも逆に子供っぽい。
心を整えて前を見据えるなんて理想論でしかないのかもしれないけど、そうは言っても可能な限り体裁を繕って形にするっていう行為こそが、一番の大人な振る舞いなんだろう。




"Scientists & Engineers" by Killer Mike ft. Future, Andre 3000 & Eryn Allen Kane
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Futureの気持ち良すぎる煽りで高めつつ、まずはAndre兄さんの弾ける天才ラップからスタート、不思議とアンドレのフローは弾力があるんだよね、それが本当に心地良い。
さらに2番はFutureくんのオートチューンラップ。今更オートチューンかよって思うだろうけど、Futureくんはマジでネクストレベルだから。コズミックな浮遊具合と天性のメロウネスでもって夢見心地な空間を提供してくれます。ここら辺も最高でしかない。
そして最終ヴァースは主役のKiller Mikeなんだけどね、彼もラップはタイトで上手いけど、この順番じゃあ地味すぎる〜。もったいねぇひたすら勿体無い。悪くないよ、悪くないけどさ、アンドレとフューチャーの後でやるのはどう考えてもムズいって普通に。
最後アウトロに再びフューチャーくんが気持ちよく誘ってくれます。だからまぁ難しいことは考えずに気持ちよくなれば良いよね。サンキュー名曲。この曲大好き。




"I Like" by Diddy ft. Mary J. Bilge
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2023年にもなって今更Mary JとPuffとか言われても全然ときめかないですって言おうと思ってたのに。
変わらず逞しく、それでいてエモーショナルな情感いっぱいのソウル。
サビの部分がBメロとして存在して、そのかわりもっと強いサビがさらにもう一個あれば完璧でしたが、文句は言いません。
せっかくなんでデビュー曲も貼っておきますね。永遠の青春。
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"Turkish Link" by Alchemist
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これもメモ帳にあったんだよね、これはナイス。
こういうのを聴くとあの伝説の名盤『Return Of The Mac』by Prodigy of Mobb Deepを思い出すよね。Rest in peace.




"Best Night Of Your Life (Intro)" by BJ The Chicago Kid
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何となく突き抜けなかった男が2023年に爆発。『Gravy』っていうアルバム、これがかなり良かった。
こういうのでいいんだよ。それしかセリフが思いつかない。




"Never Change" by BJ The Chicago Kid ft. Philip Bailey
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素晴らしいんだよね、これがシカゴのソウルミュージック
Donell JonesとかCarl Thomasとか、Dave HollisterとかDanny Boyとかいて、あとR. Kellyもね。
その延長線上にこの曲があり、アルバムがある。最高だ。




"SPECIALZ" by King Gnu
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ステージが変わったのは言うまでも無い。絶対王者としての振る舞いが求められる2023年。
そこまで意識的ではなかったかもしれないが、マッチョな強みを出すタイミングだったのは間違いない。
王冠を載せ、ストロングスタイルで薙ぎ倒し、大股でシーンを闊歩していく。
強い。やっぱり強いし、かっこいい。やっぱり最高。最高すぎるんよマジで。




"Endlessly" by Kali Uchis
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摩天楼の光に照らされながら、しなやかに艶を纏う才女。相変わらず凄い。




"SOULSOUP" by Official髭男dism
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歌詞のしょうもなさはもう諦めるしかないんだけど。
イントロからしてワクワク、さらにそこから強力にキャッチーなメロディをAメロ Bメロサビと揃えてみせていて、トップランナーとしての意地を見た。終始いい。ダレることなく最後まで興奮させてくれる。
えらいぞ。えらい。
恥ずかしいからあんまり言いたくないけど、正直今後も期待してます。






以上です。来年もよろしく。